ブラインドでもできる?!窓辺の寒さ対策 – 横型ブラインド編

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窓から入り込む冷気・・・暖房をつけていても冬の窓辺はひんやり冷たい冷気を感じますよね。その原因は窓ガラスにあります。壁や天井、床からも熱は逃げていきますが、やはり一番大きいのは開口部となる窓です。冬の季節、部屋の窓にブラインドやカーテンなどなにも付けていない場合、室内の熱の50%以上は開口部から逃げていくと言われています。

冬の窓辺の寒さ対策の大切さがイメージできましたでしょうか?いろいろな方法がありますが、その中から今回は「横型ブラインド」に注目したいと思います。スラットとスラットの間にどうしてもすき間ができてしまう横型ブラインドは一般的に断熱には弱いとされています。その中でも断熱効果に期待できる横型ブラインドをご紹介します。

 

  • タチカワブラインド  パーフェクトシルキー

タチカワブラインド 横型ブラインド パーフェクトシルキー
シルキーのハイエンドモデルとして販売されている「パーフェクトシルキー」の一番の特徴は、スラット(羽根)にコードを通す穴が開いていないことです。これにより遮蔽(しゃへい)性や意匠性も向上しているのですが、穴がないことにより熱の逃げ道が減り、断熱性も向上しました。さらに、スラットを全部閉めたとき、よりぴったりと閉まるようにスラットの立ち角度も向上させ、ボトムレールの形にもこだわっています。

パーフェクトシルキー 特徴
“熱貫流率”といって1時間あたりに伝わる熱量の大きさで断熱性能を表す数値があり、数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いと言うことになります。この数値を一般のブラインドとパーフェクトシルキーで比較した場合、パーフェクトシルキーの方が約1割性能が高くなっている結果からも、冬の寒さ対策におすすめできるブラインドです。

パーフェクトシルキー 熱貫流率 比較

 

  • ニチベイ  クレールグランツ エルフォームFR

ニチベイ 木製ブラインド クレールグランツ エルフォームFR
次におすすめするブラインドは、ニチベイのウッドブラインド「クレールグランツ エルフォームFR」です。クレールグランツは、パーフェクトシルキーと同じくスラットに昇降コード穴が開いていない高遮蔽タイプの木製ブラインドです。それでもアルミスラットに比べると厚みがある木製スラットの場合、ブラインドを全閉した際の遮蔽性はアルミブラインドに劣ってしまいます。その部分を改良すべく開発されたスラットが「エルフォームFR」です。

クレールグランツ エルフォームFRは、樹脂製のスラットを天然木調に仕上げたブラインドで、見た目は木製ブラインドと変わらない高級感と重厚感はありつつ、樹脂製のため防炎・耐水性能を備えています。そして「エル」と名がついている通りスラットがL型になっている点が一番の特徴です。このL型スラットにより、全閉するとスラット表面がフラットな状態に閉めることができ、より高い遮蔽性を実現することができました。

クレールグランツ エルフォームFR L型スラット
下の画像をご覧いただいてわかるように、光の入りを比べた場合も一目瞭然です。光が入るということは、すき間が多く熱も逃げます。より光が入らないということは、すき間が少なく熱が逃げるのも抑えられるということです。熱貫流率の算出結果もスラット幅50mmの通常の木製ブラインド「クレール50」と比較すると数値が小さく、断熱性が高いことがおわかりいただけるのではないでしょうか。

クレール 照度シミュレーション
クレール 熱貫流率 比較

 

  • まとめ

横型ブラインドだと部屋の暖かい空気が逃げてしまいそう・・・でも横型ブラインドを使いたい!そんな方におすすめのブラインドをご紹介しました。日が差す日中はスラットを上げたり、角度を調整して日中のあたたかい熱エネルギーをできるだけたくさん室内に取り入れて部屋をあたため、日が沈んで室内と屋外の温度差が大きくなってからはスラットを閉じて室内の熱が逃げるのを防ぐ。上手にコントロールして室内の保温性をアップさせ、快適な空間をつくりましょう。

 

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  • 参考記事

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