ブラインドの昇降コードは、使用しているうちに摩耗して上げ下げしにくくなり、切れてしまうことがあります。昇降コードが切れてしまうと修理に出す必要がありますが、昇降コードが切れる前なら自分でコードを交換できるウッドブラインド(木製ブラインド)があります。操作方法はコード式となりますが、今回はニチベイのウッドブラインド「クレール50(スラット幅50mm ラダーコードタイプ)・50F(スラット幅50mm ラダーテープタイプ)」の昇降コード交換方法をご紹介致します。
※交換方法の難易度は中程度(☆3段階表示中の☆2)になり、DIYが得意な方向けです。
・昇降コードを交換する前に
昇降コードを交換するためには、新しい昇降コードを用意する必要があります。現在使用しているウッドブラインドの操作位置から反対側のヘッドボックス底面部分に、メンテナンスシールと呼ばれる商品情報を記載したシールが貼付されています。昇降コードのカラーはスラットカラーによって異なりますので、シールに記載されている「メーカー名」「年月」「品名」「色柄」と「必要な長さ」をブラインド購入店やブラインド販売店に伝えて昇降コードを購入しましょう。
・昇降コード交換方法
対応製品:クレール50・50F(コード式)
必要工具:マイナスドライバー、ラジオペンチ、はさみ、カッター、ライター
※メンテナンスの難易度は3段階に分けられており、「昇降コード交換方法」は2段階目の中程度の難易度になっています。修理に伴う事故や破損について、弊社では責任を負えません。メーカーなどに問合せするなど、可能な作業かを確認し、慎重に作業を行ってください。
1.ボトムレールの下側についているラダーホルダーカバーを取外します。取外した後、昇降コードをペンチなどで引き出し、結び目を解きます。
2.新しい昇降コードと交換する必要のある昇降コードの端を、ライター等であぶって接着させます。接着が弱いと交換中に切れる恐れがありますので、しっかり接着できているか確認しましょう。接着部がコブのように膨らんでいれば、カッター等で削ります。
3.コード止めから補助コードを引っ張り、コード止め本体を抜き出して外します。
4.結び目を解いて、交換する昇降コードをゆっくりと引っ張っていき、新しい昇降コードと入れ替えていきます。
5.新しい昇降コードと入れ替えができたら、新しいコードをボトムレールにセットしていきます。昇降コードの端を2重結びで結んで、ボトムレールの中に入れ、ラダーホルダーカバーを固定します。
6.昇降コードをコード止めに通し、長さを調整して結びます。結び目をコード止め本体に固定し、コード止めにはめ込んで完成です。
・まとめ
ニチベイのウッドブラインド「フォレティア50・50F」コード式タイプの昇降コード交換方法をご紹介致しました。難易度は中程度となりますが、普段DIYをされない方には難しく感じる内容かもしれません。ご自身での作業が難しいと感じる場合は、ブラインド購入店や販売店などを通してメーカーへ修理をご依頼くださいませ。
※修理や調整に伴う事故・製品の破損につきましては、弊社は責任を負えません。可能な作業かを確認のうえ、慎重に作業を行いましょう。
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