アルミブラインドを新しく交換する時期はどのくらいだと思いますか?10年以上ブラインドを使われる方もいらっしゃいますが、故障などで5・6年で交換が必要になる方もいらっしゃいます。この年数の違い……多くが、ブラインドの使用環境や使用方法によります。スラットに無理な力を加えて折れてしまった、うまくブラインドを昇降できなくなったなど様々ですが、その中でも意外によくある故障が、スラットをつないでいる「昇降コードの摩耗(コードの切断)」です。
昇降コードはブラインド操作の根幹となる重要なコードになりますので、切れてしまうと必ず修理か交換が必要になります。しかし、この昇降コード部分は日々の操作で自然と摩耗し、切れる部分です。切れた時に慌てないためにも、事前にコードが摩耗する原因を知りながら操作したいですね。今回はその摩耗の原因と修理する場合の話をしたいと思います。
・ブラインドの使用環境による摩耗
ブラインドを昇降操作した場合、昇降コードがスラット(羽根)のコード穴と擦れてきます。昇降操作の回数が多ければ多いほど、昇降コードがスラットのコード穴と擦れて切れる期間が短くなってきます。ブラインドを長く使いたい方は、ブラインドの昇降回数をなるべく抑えるといいでしょう。
しかし、ブラインドを昇降しなければ、窓を開ける事はできません。そんな時は、ブラインドを勢いよく昇降してコードとスラットが擦れないよう、優しくブラインドを昇降操作してください。コード穴との摩擦が減ることで、昇降コードの負担を減らすことができます。
・ブラインドの使用方法による摩耗
ブラインドを上へ昇降操作している時に、スラット(羽根)を閉じたまま操作していませんか?この状態でスラットを上へ上げた場合、コード穴と昇降コードが擦れやすくなり、昇降コードが摩耗する原因になります。ブラインドを上げる際は、スラットを水平の状態にしてから上げるのが通常の操作方法です。スラットを水平にして上げるを意識していきましょう。
・ブラインドの修理
しかし、ブラインドを長年使っていれば、昇降コードが切れてしまった…、昇降コードが切れかかっている…などの事は必ず起こります。この場合は修理して対応しましょう。
ブラインドの昇降コードが切れかかっているけど、完全には切れていない場合、昇降コードを購入し、自分で修理することも可能です。昇降コードの種類はブラインドの種類によって異なりますので、ブラインドに添付されているメンテナンスシールの番号を調べて、昇降コードを販売している店舗などで購入ください。(メンテナンスシールの番号で製品種類がわかります)
昇降コードが購入できたら、各メーカーサイトに掲載されている昇降コード交換方法の説明を確認いただくか、下記記事を参考に昇降コードを交換してください。
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ブラインド昇降コード(紐)の交換方法 – タチカワブラインド編
ブラインド昇降コード(紐)の交換方法 – TOSO(トーソー)編
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しかし、普段からDIYなどで慣れている方でないと自分での修理は難しいかと思います。また、完全に昇降コードが切れてしまっていれば、自分での修理はできなくなります。その場合は、業者に修理を依頼しましょう。もし、見積もりの金額がブラインド一台分を超えるようなら、新しくブラインドを付け替えるなど、窓回りをリニューアルするのも一つの方法だと思います。
・まとめ
「昇降コードの摩耗(コードの切断)」の原因と修理する場合の話をさせていただきました。昇降コードなど紐の部分が長持ちできれば、アルミブラインドを10年と長く使用していくことは難しいことではないはずです。上手にブラインドを扱って、長くアルミブラインドを使用していきたいですね。