新型コロナウイルスの影響により、在宅ワークが当たり前になったという方も多いのではないでしょうか。リビングの一角に仕事スペースを設けたり、寝室の一部をワークスペースとして使ったりと、住まいの使い方も変化しています。
そんな中、「お部屋の一部をちょっとだけ仕切りたい」「急な来客時に、見せたくない場所をさっと隠したい」と感じたことはありませんか?
本格的な壁を設けるには大掛かりな工事が必要になりますが、実はロールスクリーンやブラインドを使えば、工事なしで簡易的に間仕切り空間を作ることが可能です。視線を遮りつつも、使わないときにはすっきりと片付けられるのが魅力です。
今回は、そんなロールスクリーンやブラインドを使った「間仕切り活用法」について、わかりやすく解説します。
ワークスペースを確保したい方へ:バーチカルブラインドで空間を仕切る

タチカワブラインド ラインドレープ
「仕事に集中したいけれど、すぐ横にベッドがあってなんだか気が散る」「リモート会議でプライベート空間が映り込むのが気になる」——そんなお悩みにぴったりなのが、縦型ブラインド(バーチカルブラインド)を使った間仕切りです。
バーチカルブラインドは、縦に並んだスラット(羽根)を回転させたり移動させたりすることで、視線の調整や開閉が自由に行えます。仕事中はスラットを閉じて「集中モード」に、休憩中は開けて開放的な空間にと、状況に応じた使い分けができるのが特長です。
また、スラットの素材には布や樹脂、アルミなどがあり、デザイン性も高いので、インテリアに自然になじみます。
▶「バーチカルブラインドの素材ガイド – 長所と短所を理解して賢く選ぶ」
圧迫感を減らしたい方に:調光可能なブラインドで「ちょうどいい目隠し」

タチカワブラインド ラインドレープ
間仕切りと聞くと「空間が狭く感じそう」と心配される方も多いですが、ブラインドであればその心配はありません。特にバーチカルブラインドのスラットは、角度を自由に調整できるため、「視線を遮りつつ、光は取り入れる」というような柔軟な使い方が可能です。
たとえば、子どもの様子を見守りながら仕事をしたい場合、完全に空間を分断せずに、見えすぎず・見えなさすぎずの“ちょうどいい仕切り”が実現します。
ロールスクリーンで子ども部屋やリビングの一部を区切る

タチカワブラインド ラルクシールド
ロールスクリーンも、ブラインドと並んで人気のある間仕切りアイテムです。布製のロールスクリーンは、巻き上げてコンパクトに収納できるため、使わないときも邪魔になりません。
たとえば兄弟姉妹で共有する子ども部屋を、ロールスクリーンで“ゆるやかに区切る”という使い方ができます。壁のように完全に分けるのではなく、「自分だけの空間がある」という安心感を与えることができるため、小さなお子さまも喜びます。
また、ロールスクリーンは好きな高さで止められるため、目線だけを遮りたい、腰の高さまでだけ区切りたいという使い方もできます。たとえばリビングとダイニングの境界に設置すれば、生活感をほどよく隠しながらも家族のつながりはキープできます。
設置のポイントと注意点
ロールスクリーンやブラインドを間仕切りとして設置する場合、以下の点に注意しましょう
天井付けがおすすめ:間仕切りとして設置する場合、天井に直接取り付けることで、床から天井までしっかりと遮ることができます。ただし、天井に下地があるかの確認が重要です!
間取りに合わせたサイズ選びを:スクリーンの幅や高さは、間仕切りたい範囲に合わせてオーダーできるブラインドがおすすめです。
操作性もチェック:毎日開け閉めする場合、操作コードの位置や昇降のしやすさも選定のポイントになります。
製品によっては、洗濯機で洗えるものや、遮光・遮熱効果のある生地もあります。使用環境や目的に応じて、最適なタイプを選びましょう。
まとめ
ロールスクリーンやブラインドは、単なる窓装飾アイテムとしてだけでなく、空間を仕切るための実用的でおしゃれなツールとしても活用できます。
在宅ワークの普及により、お部屋の使い方や間取りへのニーズは確実に多様化しています。壁を作るほどではないけれど「ちょっと区切りたい」「見せたくない部分を隠したい」と思ったとき、ロールスクリーンやブラインドならその希望をスマートに叶えてくれます。
「おしゃれ」と「実用性」を両立させたい方は、ぜひこの機会に間仕切りとしての導入を検討してみてください。設置も比較的簡単で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるため、長く愛用できるアイテムです。
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