プリーツスクリーンの操作チェーン交換方法(チェーン式) – ニチベイ編

プリーツスクリーンを長く使用していると、劣化して操作チェーンが切れてしまうことがあります。この操作チェーンが切れると操作が行えなくなるため、修理に出すなどの対応が必要ですが、実は自分で修理することもできます。以前の記事に「ワンチェーン式(チェーン1本で操作)」の操作チェーン交換方法をご紹介しましたが、この操作方法とは別に「チェーン式」と呼ばれる操作方法がプリーツスクリーンにはあり、ニチベイではこの交換方法を公開されています。

「チェーン式」はプリーツスクリーンの昇降操作をチェーンで行うため、シングルスタイル(1枚の生地タイプ)ではチェーン1本で操作を行うことになり、見た目は「ワンチェーン式」と同じです。しかし、ツインスタイル(上下違う生地を使用するタイプ)では生地の切り替えをコードで行うため、チェーンとコードの両方で操作を行います。今回はこの「チェーン式」の操作チェーン交換方法をご紹介致します。

プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法

 

・チェーンを交換する前に

操作チェーンを新しいものに交換するために、新しいチェーンを用意ください。現在使用しているプリーツスクリーンを室内側正面から見て、ボトムレールの左側底面に製品情報を記載したシール(メンテナンスシール)が貼付されています。このシールに記載されている「メーカー名」「JNo.(受注番号)」と、「操作チェーンの必要な長さ(現在のチェーンの長さ)」をプリーツスクリーン購入店やプリーツスクリーン販売店に伝え、新しい操作チェーンを購入して下さい。

※メンテナンスシールは、平成6年4月以降に購入された製品に貼付されています。
※操作チェーンの色はメカカラー(ヘッドボックス・ボトムレール)によって異なります。

プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 メンテナンスシール

 

・操作チェーンの交換方法

対応製品:もなみ ツインスタイル・シングルスタイル(2007年1月22日~販売分)
対応操作方法:チェーン式(ワンチェーン式とは異なります)
必要工具:プラスドライバー、ラジオペンチ
必要部品:新しい操作チェーン

※難易度は中程度(☆3段階表示中の☆2)になり、DIYが得意な方向けの内容です。

 

1.スクリーンを一番下まで下げましょう。その際、チェーンの出口にコネクタ部分があることを確認してください。
プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 スクリーンを一番下まで下げる

2.ヘッドボックスの上部にある操作ユニットのビスを一ヶ所外し、ヘッドボックスから操作ユニットを抜き取ります。
プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 ビスを外す 操作ユニットを抜く

3.チェーンをラジオペンチ等でコネクタから取り外し、操作ユニットから引き抜いていきます。
プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 チェーンをユニットから抜く

4.新しいチェーンを操作ユニットに通し、端同士をコネクタで接続します。
プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 新しいチェーンをユニットに通す

5.操作ユニットをヘッドボックスに挿入して、元に戻します。その際、チェーンの出口にコネクタ部分があることを確認してください。コネクタの位置がスクリーンの下限位置となります。※操作ユニットを挿入する際、スクリーンを傷めないよう注意しましょう。
プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 操作ユニットをヘッドボックスに戻す

6.操作ユニットをヘッドボックスにビスで固定し直して完了です。
プリーツスクリーン もなみ チェーン式 操作チェーン交換方法 ユニットをビスで固定

 

・まとめ

プリーツスクリーン(チェーン式)の操作チェーン交換方法をご紹介致しました。作業内容は単純な内容になりますが、手順「5.」の操作ユニットを本体に戻す際は、スクリーンを傷めないよう注意したりコネクタの位置があっているかを確認する必要があります。慎重に作業を行って修理を行ってくださいませ。

※2021年9月の記事になります。製品の仕様変更に伴い、内容が変更する可能性があります。

 

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