お部屋の模様替えやレイアウト変更をしたときに、ブラインドの操作ポールが干渉してしまい、操作しづらくなったとお困りの場合のために、前回は、タチカワブラインドの左右位置転換方法をご紹介いたしました。「この便利な機能は他のメーカーでもあるの?」と気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、今回は、TOSO(トーソー)の「マルチポール式」と「コード&ロッド式」の異なる2パターンの「右操作」を「左操作」に転換する場合の手順をご紹介します。
・マルチポール式の場合
対象メーカー:TOSO(トーソー)
対象ブラインド:ニューセラミーシリーズ(ニューセラミー25強風・ニューセラミー25傾斜は除く)
対象操作方法:マルチポール式
必要工具:マイナスドライバー
1.ヘッドキャップの取り外し
ブラインド本体を取り外します。操作側のヘッドキャップを抜き取ります。
2.ギアカバーの取り外し
ギアカバー上部の隙間にマイナスドライバーを入れ、手前に引いてギアカバーの前面を外します。ブラインドのはね(スラット)を少し降ろし、ヘッドボックス裏側のギアカバー下部(ヘッドボックス底部)の切込みにマイナスドライバーを差し込み、回してギアカバー全体を外して下さい。
※はね(スラット)が折れないようにご注意下さい。
3.ギアスペーサーの取り外し
ギアスペーサーの裏を押して、上部を指でスライドさせてヘッドボックスの端から抜き取ります。
4.方向転換
はね(スラット)が折れないように注意しながら、マルチポール(操作棒)をヘッドボックスと一番上のはね(スラット)の間を通して後ろ側に回して反転させて下さい。
5.変更完了
逆の手順(3→2→1)で、ギアスペーサー・ギアカバー・ヘッドキャップを再度セットします。操作位置が左にくるよう、ブラインド本体を回転させ、再度ブラインド本体を取り付けたら完了です。
・コード&ロッド式
対象メーカー:TOSO(トーソー)
対象ブラインド:スラットシリーズ(スラット15出窓・25出窓・スラット15浴室出窓・25浴室出窓・スラット25BTは除く)
対象操作方法:コード&ロッド式
必要工具:なし
1.ギアスペーサーの取り外し
ブラインド本体を取り外します。ヘッドボックスの昇降コードとロッド棒部分の裏側にギアスペーサーがあります。
はね(スラット)を少し降ろし、ヘッドボックス裏側から、ギアスペーサーのつまみ部分を左側へスライドさせ、少し手前に引くような感じで下側に引き、ヘッドボックスから外して下さい。
2.方向転換
昇降コードと操作棒(ロッド棒)をヘッドボックスと一番上のはね(スラット)の間を通して後ろ側へ回し、反転させます。
※はね(スラット)が折れないようにご注意下さい。
3.変更完了
ギアスペーサーの左の突起部分をヘッドボックスに引っかけて再度セットして下さい。きちんとセットされているかどうか、ご確認下さい(図1参照)。操作位置が左にくるよう、ブラインド本体を回転させ、再度ブラインド本体を取り付けたら完了です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?前回のタチカワブラインドと、各部の名称が異なったり、手順の違いが見られます。また、TOSO(トーソー)ブラインドでも仕様や操作方法で転換方法が異なります。女性でもできる転換方法ですが、変更作業中は、ヘッドボックスの端部や、切り込み口、はね(スラット)などでケガをしないよう、気をつけて作業をしましょう。