サイズも測って、カラーも決めたブラインド。次は操作方法をどうするか、迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?各メーカーで名称は異なりますが、横型ブラインドの操作方法は、大きく分けて主に「ポール式」「ワンポール式」「チェーン式」「電動式」の4つがあります。どれがいいのかわからない、、、と言う方のために、4つの操作方法とその特徴についてご紹介します。
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ポール式(コード&ロッド式)
スラット(羽根)の角度を変えるポールと、昇降操作をするコードが別々に付いているタイプが「ポール式」です。メーカーにより呼び名が異なり、タチカワブライド、ニチベイは「ポール式」、トーソーは「コード&ロッド式」といいます。
ブラインドの昇降操作は、コードを引くとスラットが上にあがり、外側(図2)に傾けると途中で停止して、コードを軽く引いて、内側(図1)の方向に傾けて手を緩めるとスラットが降りてきます。回転操作は、ポールを左右に回転させるだけで、スラットの角度を調整することができます。操作もシンプルで分かりやすい、オーソドックスな操作方法になります。
ポール式の場合、昇降コードがブラインド上部からボトム部分に半円状についており、構造上、約15cm程度、製品高さより長くなっているので、掃き出し窓など床まであるブラインドの場合、コードが床についてしまいます。なので、掃き出し窓より、腰高窓や小さい窓におすすめの操作方法です。
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ワンポール式(マルチポール式)
操作ポールの筒の中に、昇降コードが通っており、見た目がスッキリと一本のポールに見えるタイプが「ワンポール式」です。メーカーにより呼び名が異なり、タチカワブライド、ニチベイは「ワンポール式」、トーソーは「マルチポール式」といいます。
ブラインドの昇降操作は、ポールの先端に付いているつまみ部分(イコライザー・コード止め)を下に引くとスラットが上がり、手を離すと途中で止まります。スラットを下げる場合は、下に少し引いて手を緩めると降りてきます。スラットの回転は、ポールのグリップ部分を左右に回転させるだけで角度を変えることができます。1本のポールで全部の操作ができるので、操作も楽で、スマートな操作方法です。
ワンポール式は、窓のタイプを選ばず使いやすい操作方法なのですが、スラットを上げた分だけコードが下に垂れてくる状態になります。つまり、50cmブラインドを上に上げると、操作ポールの下端からコードが50cm出てくると言った感じです。ですので、垂れ下がった紐が邪魔になるように見えるのですが、ポールにフックが付いていますので、ここに巻きつけるひと手間で解消されます。
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チェーン式(ワンコントロール式、ループコード式)
ブラインドの昇降も、スラットの角度調整もループ状についた1本のチェーンで行うタイプが「チェーン式」です。メーカーにより呼び名が異なり、タチカワブライドは「チェーン式」、トーソーは「ワンコントロール式」、ニチベイは「ループコード式」といいます。
タチカワブラインドのチェーン式を例に挙げると、奥の室外側(図1)のチェーンを引くとブラインドが降りてきて、手前の室内側(図2)を引くとブラインドが上がります。また、降ろす場合、降りはじめたら、その後は手をゆるめてもゆっくり降りてくる自動降下タイプのものと、引き続けた分だけ降りてくるタイプがあります。スラットの角度調整は、どちらかのチェーンを引くとスラットが回転して、お好みの角度に調整できます。
このタイプの操作方法は、アルミ製ブラインドに比べるとどうしても重くなってしまうウッドブラインドにもよく用いられるように、ギアが内蔵されているので操作が軽く、大きなサイズのテラス窓などにもおすすめです。
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電動式
リモコンやコントローラー、スイッチなど、電動で操作ができるタイプです。
リビングなどの大きい窓はもちろん、手が届きにくい高い場所の窓や、天窓にもおすすめです。コンセントのプラグに差し込むものや、電池タイプなど、電気工事の必要がないものもありますので、気軽に便利に使えます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?以上が4タイプの操作方法とその特徴です。どのタイプが感覚的に使いやすそうか、お部屋の雰囲気に合うか、自分のイメージに合うか、など、決め方はさまざまです。迷われた場合は、ブラインドを取り扱いしているインテリアショップに相談したり、ブラインドメーカーのショールームにて実際に操作してみるのもよいかもしれません。長く使うオーダーブラインド。ぜひ、サイズ、取付場所、お好みに応じて操作方法をお選びいただいて、お気に入りのブラインドをオーダーしてみてください。