アルミ?スチール?浴室用ブラインドに適している素材とは?

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アルミブラインドは「アルミ」と呼ばれているので、全てアルミで出来ているとお思いの方は多いのではないでしょうか?実はブラインド大手メーカーでは、スラット(羽根)は「アルミ」を使用されているのですが、その他の部品では他の材質を使用している事があります。この使用している材質が、浴室用(耐水タイプ)や価格の違いに繋がってきます。今回は、アルミブラインドに使用している材質についてご紹介します。

アルミブラインド

 

・アルミとは?

アルミ(アルミニウム)といえば、アルミ箔や一円硬貨など日用品に数多く扱われている身近な金属で、私たちもとてもよく目にする材質ですね。実は、このアルミはとても優れた特徴を持っています。アルミは鉄や銅の約3分の1という軽量さのうえ、電気の伝導率が高く、加工性に優れているため、モバイル家電などの軽量化を実現している素材です。また、アルミは空気中で酸化皮膜を生成します。腐食を防止する膜を自然に表面に作りだすため、錆びの出にくい状態を保つ耐食性の高い素材です。そういった軽量さ・加工性に優れた特徴が、ブラインドでは美しい曲線を描くスラット(羽根)に採用されています。

アルミブラインド アルミニウム スラットに使用

 

・標準タイプのアルミブラインド

実は、標準タイプのアルミブラインドは「スチール(鋼)」をヘッドボックスやボトムレール部分に使用されていることが多いです。アルミに比べると鋼の価格は安価なため、製品の価格が抑えやすくなります。しかし、この鋼(炭素を数パーセント含む鉄の合金)に含まれている鉄は、水などに触れると水分と結合を起こし、酸化が起こります。すると、私たちがよく目にする赤錆などの錆びが発生することになります。そのため、塗料などで表面加工(錆びにくい加工)を行っていたりしますが、錆びの発生を抑えるためにも、スチール(鋼)を使用している標準タイプのアルミブラインドは、浴室や湿気のある場所での使用を避けるようにしていきましょう。

※素材に「スチール」を使用しているブラインドが水に濡れてしまった場合は、早めに水分を拭き取り、しっかり乾かして下さい。

アルミブラインド 標準タイプ スチールを使用

 

・耐水タイプのアルミブラインド

耐水タイプのアルミブラインドでは、水に濡れても大丈夫なよう、スラットと同じ「アルミ(アルミ合金)」をヘッドボックスやボトムレール部分に使用し、細部のパーツに「ステンレス」を使用していたりします。また、水でスラット(羽根)が濡れた際にスラット同士がくっつかないよう、「ダブルピッチ構造」を採用し、ステンレス製のネジの使用や、コード類に防水加工を施すなどの工夫が行われているメーカーもあります。浴室はもちろん、キッチン回りや湿気のある場所では耐水タイプをぜひご使用下さい。

アルミブラインド 耐水タイプ アルミを使用

 

・まとめ

浴室用のブラインドは、やはり水に濡れたり湿気に触れる機会が多くなります。「アルミ」や「ステンレス」など耐食性に優れた素材を使用した「耐水タイプ」のブラインドを選びましょう。また、ブラインドの汚れがひどい場合、「耐水タイプ」のブラインドを選ばれていると、水でブラインドを丸洗いする方法も可能になります。お手入れの手間なども考えて、自分に合ったタイプのブラインドを賢く選ぶ参考になりましたら幸いです。

 

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