アレルギー対策に!掃除が簡単なブラインドを選ぶときのポイント

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アレルギーのある方やアレルゲンに敏感な方にとって、室内を清潔に保つことはとても大切です。特に、窓辺に設置するブラインドは、ダストや花粉の蓄積しやすい場所のひとつ。

今回は、アレルギー対策に効果的で、掃除が簡単なブラインドの選び方をご紹介します。ぜひ、アレルギー対策とメンテナンスのしやすさを兼ね備えた最善のブラインドを選んでください。

1.アレルギー対策に最適なブラインドを選ぶコツ

・素材選びでアレルゲンを減らす

ブラインドの素材選びはアレルギー対策において重要なポイントになります。なぜなら、素材によってアレルゲンの付着しやすさや環境に与える影響が異なるからです。

ファブリック製のブラインドは温かみがあり室内を優しい雰囲気にしてくれますが、ダニやホコリが付きやすいというデメリットもあります。木製は静電気が起きにくく、ホコリは寄せ付けにくいですが、水拭きができないデメリットはあります。

一方でアルミやビニール、特殊なコーティングが施されたブラインドはホコリが付きにくく、付いても拭き取りやすいのでダニの減少に役立ちます。中には抗菌加工が施されているものもあり、より清潔をキープしやすいのが魅力です。

・形状と機能で判断するポイント

アレルギー対策としてのブラインド選びで、もう一つ大切なのが掃除のしやすさです。

例えば、横型ブラインドは形状上、どうしてもホコリは溜まりやすいですが、フッ素コーティングがされていていると汚れがつきにくく、拭き取りやすいのでおすすめです。水まわり用の耐水性が高いブラインドも、水洗いができるので清潔に保ちやすいと言えます。

縦型ブラインド(バーチカルブラインド)も、スラット(羽根)が垂直に吊り下がっているため、ほこりが溜まりにい点はアレルギー対策向きと言えます。選ぶ際は、水拭きができる素材や、取り外して洗えるウォッシャブル生地のものを選ぶと、さらにアレルギー対策に効果的です。

掃除のしやすさは、アレルギー対策においてとても重要なポイントで、日常的なメンテナンスの手間を軽減してくれます。ブラインドが室内のデザインに合うか、インテリアと調和するかを考えると同時に、これらのメンテナンス性を考え、アレルゲンを減らしやすいかどうかを検討することも大切です。

 

2.掃除しやすいブラインドのお手入れ方法

ブラインドは、デザイン性も高く、多くの家庭で利用されているアイテムですが、お手入れが大変だと感じられがちです。しかし、いくつかのポイントを押さえておくことで、掃除しやすく効率的なお手入れが可能となります。そんなブラインドのお手入れ方法について、わかりやすくご案内します。

ブラインド 掃除

・定期的なお手入れでアレルギー予防

ブラインドは、定期的にお手入れすることで、ホコリやダニのようなアレルギーの原因となる粒子を減らすことができます。この点は、特にアレルギー体質の人にとって重要です。

例えば、毎週のルーティンとして、柔らかい布やハンディモップを使ってホコリを取り除きます。さらに細かい部分については、定期的に固く絞った雑巾で拭くことで、粒子の付着を抑えることができます。そして、年に2回程度は全体の洗浄をすることでアレルギー源を減らすことができるでしょう。

・簡単クリーニングのコツ

まず、毎日の使い終わりには、ブラインドを完全に閉じ、上から下へと軽く払うだけで、日々のホコリを簡単に落とすことができます。さらに、ブラインド専用のクリーニングツールを利用することで、スリットに溜まったホコリを効率的に除去できます。

このように、短時間でできるクリーニングを心掛けることが、負担を少なく続けるためには大切なコツとなります。

 

3.ブラインドの掃除時間を短縮するアイデア

ブラインドに限らず、室内を清潔に保つことは手間がかかるもの。しかしこの問題、ちょっとしたアイデアで掃除時間をグンと減らすことができます。

・時短グッズの活用法

ブラインド 掃除グッズ
ブラインドの掃除には、専用のお掃除グッズがあるんです。たとえば、複数のスラットを一度に拭き取れる多層のブラシや、ハンディモップなど、これらを活用すれば面倒なブラインド掃除も効率的に。

スラット一枚一枚の間にはさみ込むだけでホコリをキャッチしてくれたり、スラットの表と裏を同時に拭き取れたり、手を汚すことなく、力を入れることもなく、軽い撫でるような感覚でササッと掃除が終わるのです。

また、専用グッズがない場合、軍手も便利なアイテムです。スラットをつまむと表と裏が一気に拭けます。定期的にグッズを使ってサッと掃除を行えば、大掛かりな掃除をするときの手間も減るので、結果的に時短につながります。

・メンテナンスが楽なブラインド

タチカワ シルキー フッ素コート 酸化チタンコート
(参考:タチカワブラインド)

フッ素をコーティングすることにより、スラットの表面が滑らかになり、汚れが付きにくく拭き取りやすい「フッ素コートスラット」のブラインドはお手入れが簡単になります。

また、酸化チタンをコーティングしたスラットもあります。このタイプはスラットの表面に紫外線が当たることで、光触媒作用により活性酸素が発生して、スラット表面の細菌や汚れ・臭いを酸化分解してくれる、防汚効果があるブラインドです。

これらのブラインドなら、普段は軽い掃除のみで済み、大掃除の時の負担も軽くなります。デザイン性と機能性を兼ね備え、掃除の手間まで省いてくれるブラインドであれば、毎日のライフスタイルもより快適になるのではないでしょうか。

 

4.アレルギー対策に効果的な掃除の頻度とタイミング

アレルギー対策には、室内の清潔さを保つことが重要です。例えば、ハウスダストやダニの排除を目的とした掃除を、いつ、どのくらいの頻度で行うべきかは、非常に大切な点です。ブラインドに限らず、定期的かつ効果的な掃除を行うことで、室内環境のアレルゲンの量を低減し、アレルギー症状の改善につなげましょう。

・季節ごとの掃除のポイント

春は花粉が飛散するため、定期的に窓を閉め、空気清浄機を活用したほうが良いでしょう。夏は湿度が上がるためダニやカビが繁殖し易くなります。この時期は除湿を心がけ、布団やカーペットを天日干ししてダニを退治することが大切です。

秋は空気が乾燥し、ハウスダストが舞いやすい季節です。湿度を適度に保つため加湿器を使用し、床や家具の拭き掃除を頻繁に行いましょう。冬は室内にこもる時間が増えるため、空気の入れ替えとともにホコリを定期的に取り除いておくべきです。

・アレルゲンピーク時の特別対策

アレルゲンがピークに達する時期には、特別な掃除対策が必要です。たとえば、花粉時期には部屋の換気のタイミングを早朝や夜に限定し、日中の高濃度花粉の侵入を避ける方がいいでしょう。

また、布団やカーテン、ソファなどの布類をこまめに掃除機で吸い取り、アレルゲンの蓄積を防ぐことが肝心です。布団乾燥機を使用してダニ対策をするのも効果的でしょう。これらの工夫により、アレルギーのリスクを下げることが可能になります。

・生活リズムに合わせた掃除スケジュールの組み方

日頃の忙しさの中で掃除の時間を確保するのは難しいかもしれませんが、生活リズムに合わせたスケジュールを立てることで、効率よく掃除を行うことができます。例えば、平日はささっとできる箇所を中心に掃除し、週末にはじっくりと手をかける場所を設定するなど、掃除の内容を日程に合わせて変えると良いでしょう。

 

まとめ

室内環境のアレルギー対策に有効なブラインドを選ぶ際は、素材、清掃のしやすさ、メンテナンスの容易さ、そしてデザインと機能性のバランスを重視することが大切です。アレルギー対策を考える際には、これらのポイントを参考に、より快適な室内環境をつくれる、最適なブラインド選びをしてください。

 

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