冬の寒さ対策におすすめ – 断熱効果が高いブラインドは?

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外の寒さを室内に伝えやすい窓。暖房であたためた空気も約60%が窓から外に逃げてしまうそうです。つまり、冬の室内をあたたく快適に過ごすポイントのひとつは『窓』ということです。

本格的な寒さがくる前に、断熱効果の高いブラインドで窓からの冷気を減らして、あったかいお部屋つくりをしてみませんか?いろいろなブラインドを比較しつつ、窓辺の寒さ対策におすすめのブラインドをご紹介します。

断熱 イメージ
出典元:ニチベイ

 

ブラインドの種類と断熱効果

ブラインドと一口に言っても、その種類はいろいろあります。それぞれ断熱性能も異なるので、策さ対策に適したブラインドを選ぶことは重要です。

・ハニカムスクリーン
その名の通り、蜂の巣のような構造をしているブラインドです。構造上、空気の層ができるので、断熱性が非常に高いです。

・プリーツスクリーン
蛇腹状にプリーツ加工した生地をたたみ込んで上げ下げするファブリック製のブラインドです。選ぶ生地によって断熱効果は異なります。

・ロールスクリーン
1枚布をクルクルと巻き取って上げ下げするブラインドで、素材はファブリックが主です。厚手の布を選ぶと断熱効果も上がります。

・ウッドブラインド
天然木のブラインドは、素材自体は断熱性があります。ただ、構造上スラットとスラットの間にすき間ができ、密閉性は低いので、ウッドブラインド単体使用での断熱性は劣ります。

・アルミブラインド
素材自体は断熱性に富んでおらず、ウッドブラインドと同様にスラット間のすき間があります。アルミブラインド単体では寒さ対策は不得意なので、カーテンを併用するなどの必要があります。

 

おすすめ1:ハニカムスクリーン

ニチベイ ハニカムスクリーン レフィーナ
(ニチベイ レフィーナ45 ツインスタイル)

横から見ると六角形の蜂の巣のような形が縦に連なっているハニカムスクリーン。このハニカム構造の空洞部分が空気の層をつくって、断熱材の役割をしてくれます。これにより、外の冷たい空気が室内に伝わるのを防いでくれて、なおかつ室内の暖かい空気を外に逃がさないのです。

ドレープ(厚手生地)とレースを上下に配したタイプもあり、生地の分量を変えて調光できるので、上から採光しつつ、一定の断熱効果も得られます。さらに、夏の暑さ対策にも効果があるので、冷暖房費の削減にも期待できます。

 

おすすめ2:ロールスクリーン

トーソー ロールスクリーン マイテック
(TOSO マイテック ダブル)

断熱性を求める場合はダブルタイプのロールスクリーンがおすすめです。ドレープ(厚手生地)とレースを前後に配したダブルタイプのロールスクリーンにすると、2枚の布が層をつくるので断熱効果を得ることができます。

昼間はレースでプライバシーも保ちつつ暖かい日差しを採り込み、夜はドレープを降ろして外からの冷気を防ぎつつ、室内の暖気を逃がさないように守ってくれます。ロールスクリーンの生地の種類はとても豊富なので、ドレープは厚めの生地を選ぶとより効果的です。

 

おすすめ3:プリーツスクリーン

タチカワ プリーツスクリーン ペルレ
(タチカワブラインド ペルレ ダブル)

パタパタと蛇腹状のプリーツスクリーンには、ハニカムスクリーンのような空気層は残念ながらありません。しかし、ダブルタイプのロールスクリーンと同様に、ドレープ(厚手生地)とレースを前後に配したタイプにすると、空気の層ができるので寒さ対策になります。

このタイプは現在「ペルレ ダブル」という名前でタチカワブラインドから販売されています。和室のイメージが強いプリーツスクリーンですが、生地のバリエーションも豊富で遮光の生地もあるので、洋室にも合うものがきっと見つかると思います。

 

番外編

窓以外でオープンな部分を仕切ってみるのも実はおすすめです。

寒さ対策 間仕切り
(タチカワブラインド 左:ラルクシールド/右:プレイス スウィング)

リビング階段に後から引き戸等を付けるのは大変ですが、ロールスクリーンなら比較的気軽に取り付けられます。暖房であたためた空気が上に上がるのを防いでくれるので、リビング階段を仕切るだけでリビングの暖かさが保てます。

他にも、リビング・ダイニングの広いスペースを仕切ってみる。広い空間より、必要なスペースに仕切られている方が暖房効率もよく、節電できます。

最近は可動式のパネル間仕切りなどがあります。リビング階段のロールスクリーンに比べると設置は大変ですが、大掛かりな工事は必要ないのでリフォームの時に検討してみてもいいですね。

 

まとめ

いかがでしたか。窓辺の寒さ対策のポイントは『空気層』にあることがお分かりいただけたでしょうか?

他にもちょっとしたポイントがあります。例えば取付け方法ですが、窓枠の内側に取付ける天井付けより、窓をすっぽりと覆う正面付けの方が冬の断熱には効果があります。この場合、上下左右、窓より少し大きく覆うことで、窓枠とのすき間からの冷気を流入を低減できます。

もし天井付けにする場合は、ガイドレールやフレームなどメーカーにより呼び方が異なりますが、窓枠とのすき間を防いでくれるオプションが付けられる場合があるので、相談してみるといいですよ。

寒い冬はついついおうち時間が長くなります。すっきり、おしゃれなブラインドで寒さ対策をして、暖かくてのんびりくつろげる、お気に入りの空間をつくってみてはいかがでしょうか。

 

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