ブラインドには羽根が横向きに並ぶタイプと縦向きに並ぶタイプがあります。この羽根が縦向きに並ぶタイプのブラインドを縦型ブラインド(バーチカルブラインドまたはラインドレープ)と呼びます。株式会社ニチベイでは、この縦型ブラインド「アルペジオ」に2023年5月8日より新たな仕様を追加することが発表されました。今回の新しい仕様は、縦型ブラインドがよりスマートに使いやすくなっています。こちらの内容を見ていきましょう。
・センターレーススタイルにミニマルウェイト仕様を追加
ニチベイの縦型ブラインド「アルペジオ」には、「センターレーススタイル」とよばれる不透明ルーバーとレースルーバーの2種類で構成されたスタイルがあります。2種類の羽根(ルーバー)を交互に配することで、不透明ルーバーで外から入る光をコントロールしながら、その隙間にあるレースルーバーが外からの視線を遮ってくれる仕組みです。それまでの縦型ブラインドは不透明ルーバーのみで構成されていたため、隙間から室内の様子が見えている状態でした。しかし「センターレーススタイル」は、レースルーバーで外からの視線を遮ることができるため、とても人気のあるスタイルの1つとなりました。
今回のリニューアルではこの「センターレーススタイル」にミニマルウェイト仕様が追加されます。縦型ブラインドはルーバーと呼ばれる羽根をレールに一枚一枚掛けており、ルーバーを回転した際にルーバーがバラバラにならないよう、最下部に重しとなるウエイト部分を作っています。このウエイト部分に、これまでの標準ウェイトより約3mm薄く、高さ約31mm小さく、ルーバー幅が100mmの「ミニマルウエイト」仕様を選ぶことができるようになりました。ウエイトを包み込むように縫製が施されており、ルーバー側面生地が縫い閉じられているためルーバー縦ラインがより美しく、ボトム部分の厚みが薄いことでよりフラットにすっきりした状態になります。
・ミニマルウェイト仕様ではミラーレース遮熱
「ミニマルウェイト」仕様を選ばれた場合、レースルーバーは「ミラーレース遮熱」生地となります。この「ミラーレース遮熱」はミラーレース機能と遮熱性能、ウォッシャブル性能やUVカット性能をもつ高性能のシースルー生地になります。これまでのセンタレース生地と比べると、昼間に屋外から室内を見た時の透け感が大きく違うのがよくわかると思います。
・バトン式の製作寸法を拡大
縦型ブラインドでは、一本のバトンで操作を行う人気の操作方法「バトン式」があります。この「バトン式」の製作可能寸法が、今回の仕様追加と同時に拡大することになりました。これまでは最大製品幅が3000mm・面積9㎡まででしたが、最大製品幅が4000mm・面積が12㎡まで製作可能です。
・まとめ
縦型ブラインド「アルペジオ」の新仕様をご紹介致しました。これまでの製品よりもよりすっきり見え、レース生地も高性能な仕様になっている「ミニマルウェイト仕様」。使い勝手も良くなっていますので、縦型ブラインド「アルペジオ」をお考えの方は「ミニマルウェイト仕様」をご検討いただくのも良いのではないでしょうか。
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