「主役は”窓”」と、(株)ニチベイが窓まわりのインテリアコーディネイトをテーマに開催したフォトコンテスト「第2回メカモノ事例コンテスト」。大好評だった第1回に続いて、今回も数ある応募作品の中から、よりすぐりの受賞作品が発表されました。受賞作9作品の中から、栄えある優秀賞に輝いた素晴らしい3作品をお披露目しましょう!
メカモノってなに?
みなさん、「メカモノ」ってなんのことでしょう? あまり聞き慣れない言葉ですが、インテリア業界の専門用語で、カーテン以外の窓まわりのアイテム全般を表す言葉です。具体的には、ブラインドカーテンやロールスクリーン、ローマンシェード、プリーツやハニカムスクリーンなどのこと。コードやチェーン、操作棒といった開閉や調光のための機械=メカがついているものが多いことから、このようにネーミングされました。
たしかに、ブラインドのはね(スラット)を上下させたり、ロールを巻き上げたり、レースと生地の分量を変えたり……と、機械操作が多いですよね。そんな「メカモノ」を主役にした、インテリア空間の写真コンテストというわけです。ではさっそく、どんな作品なのかご紹介しましょう!
優秀賞【3作品】
ai_noie_oさま
アイボリーやベージュといったやさしい色合いでまとめられた、ナチュラルテイストのリビング。そこにある窓をすべて淡い色合いの調光ロールスクリーン「ハナリ」で統一して、やさしげな雰囲気のリビングにやわらかな光がたっぷり差し込むように考えられています。リビングの床に差し込んでいる陽ざしが温かい雰囲気を醸し出していて、まるでドラマのワンシーンのようですね。
講評にも、「ウッドブラインドではなく、光の量を調節しやすいロールスクリーン『ハナリ』をセレクトしたところがポイントだ」とあります。同じような淡いトーンでリビング全体をまとめつつ、絶妙なさじ加減の小物づかいがさりげなくポイントになっている、とてもおしゃれなリビングになっていますね。
おうちデザイン研究所 秋山富美子さま
こちらは、リビングとベッドコーナーがつながっている広々としたワンフロアで、極太ボーダー柄の調光ロールスクリーン「レユール」が主役級のアクセントになっています。淡いくすみ系の水色の壁と、茶系で統一されたウッディな家具や極太ボーダー柄ロールスクリーンとのコントラストがインパクト抜群で、メリハリの効いた空間になっています。
講評には、「ロールスクリーンがテーブルやベッドなど家具と調和されていることで、落ち着きと軽快さを両立させるアイテムになっていて、窓の印象を変えたい時の参考例として良い空間だ」とあります。操作性のよい「レユール」は、前後の重なりや明るさを自由に調整しながらボーダー柄でインテリア性も兼ね備えているという、二刀流のアイテムですね。
YUMIKO TASAKI DESIGN ROOMさま
木目を活かした大きなダイニングテーブル、同じく木目調のフローリングや天井の木材など、天然素材に囲まれたナチュラルでシックなリビング。そこにある2か所の大きな掃き出し窓を彩るのが、シンプルなタテ型バーチカルブラインド「アルペジオ」です。
壁一面にしつらえたブラインドは、麻織物の風合いを持つアイボリーの「リーチェ遮熱」をセレクト。いい意味で存在感を主張しすぎず、穏やかな雰囲気をリビングにもたらしていて、とても落ち着いた大人っぽい空間になっています。
講評に、「ブラインドのほどよい光沢感とシャインオイスターの色味が、木目の天井やグレージュの壁と見事に調和し、採光時も落ち着いた空間を演出している」とあるように、とってもハイレベルな空間ですね。
まとめ
今回は、優秀賞に選ばれたトップ3の作品をご紹介しました。どの作品もおしゃれなリビングのなかで、「メカモノ」たちがアクセントになったり、空間に融合したり、とってもいい働きをしているように見受けられました。
みなさんもお部屋作りの参考になさってはいかがでしょうか? また、ニチベイのサイトには、優秀賞3作品の別写真や、ほかにも、みごと入賞した6作品が掲載されています。そちらも、合わせてお楽しみくださいね。
関連記事