アルミブラインドのスラット(羽根)には「ツヤ有」タイプと「ツヤ無」タイプがあるのをご存じですか?「ツヤ有」タイプとは、スラットの表面がツルツルしていて光沢がある状態です。昔ながらのアルミブラインドはこのタイプになり、オフィスなどで見かけることが多いと思います。反対に「ツヤ無」タイプはスラットの表面にツヤの光沢が無く、マットな状態に仕上がっているものを言います。このツヤの無い ” マットタイプ ” と呼ばれるブラインドを最近購入される方が増えてきています。その理由を今回はご紹介いたします。
・「ツヤ無」タイプのメリット
「ツヤ無」タイプとは、スラットの表面にツヤが無いタイプのことを言います。つまり、ツヤが有ることで反射してしまう光を抑えることができるのです。これは「ツヤ有」タイプに比べて「ツヤを抑えることができる」という意味合いのため、外から室内に入る光の反射を全て抑えられるわけではありません。しかし、ツヤから起きる光の反射が抑えられることで、アルミブラインドらしい金属質感を抑えることができ、ブラインドをインテリアとして部屋に溶け込ませやすくなります。
なお、汚れにくさや錆びやすさなどの点では、「ツヤ有」「ツヤ無」のどちらを選んでも違いは特にないそうです。つまり、ブラインドの見た目が好みの方を選んでいただくと良いということですね。「ツヤ有」と「ツヤ無」のスラットの違いは電子カタログなどでは分かりづらいので、スラットサンプルなどを取り寄せてお手元で違いを確認いただくことをおすすめします。
ブラインドスラット サンプル請求 TOSO
ブラインドスラット サンプル請求 タチカワブラインド
・機能性スラットでは「ツヤ無」を選べないことも
アルミブラインドには「酸化チタンコート(汚れを酸化分解)」や「フッ素コート(汚れを落としやすい)」と呼ばれる機能性に優れたアルミスラットがあります。こちらは、アルミスラットの表面に特殊なコーティングを施しているタイプです。そのため、スラットの表面にはコーティング剤によるツヤが出てきてしまいます。機能性スラットを選ばれる場合は、「ツヤ無」を選べないことがあることも考慮しておきましょう。
・光の反射を抑えるブラインドも登場
タチカワブラインドでは「グロスレス遮熱スラット」と呼ばれるブラインドが販売されています。こちらは新しい塗料や塗装方法を採用することで、スラット表面のグロス(ツヤ・光沢)を無くし、眩しさを感じる強い反射を抑制できる仕様です。また、外の光を拡散しながら室内に取り込むことができる構造になっていますので、眩しさを感じさせずに室内を心地よい明るさに保つことができます。外から入る光が眩しくて気になるという方は、こちらのブラインドを検討されると良いでしょう。
・まとめ
アルミブラインドの「ツヤ無」スラットをご紹介致しました。室内をオフィスのような印象にしたくないという方は、「ツヤ無(マットタイプ)」のスラットを選ばれると良いと思います。また、外から入る光の反射によるギラツキやディスプレイへの映り込みを抑えたいという方は「グロスレス遮熱スラット(ニチベイではノングレア遮熱スラット)」のような、光の反射を抑えるタイプのブラインドを選ばれると、室内を明るくしながら光の反射を抑えることができるでしょう。ブラインドの用途や見た目に合わせて、ブラインドを選ぶ参考になりましたら幸いです。
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