ウッドブラインドにはいくつかの操作方法があります。その中でも「ループ式」や「チェーン式」と呼ばれる操作方法は、「ギア」を内蔵することで製品重量が重くなりがちなウッドブラインドの操作感を軽減してくれる、とても便利な操作方法です。その操作コードや操作チェーンの操作をブラインドに伝える「ギヤボックス」部分の交換方法をTOSOでは公開されていますので、今回はご紹介いたします。
※難易度は高度(☆3段階表示中の☆3)になり、ある程度ブラインドの構造が分かっている上級者向けの内容です。
・ギヤボックスを交換する前に
ギヤボックスを交換する前に、新しいギヤボックスをメーカーから購入します。現在使用しているウッドブラインドを室内側から見て、ボトムレール右側の底面に、製品情報を記載した「メンテナンスシール」が貼付されています。こちらに記載されている「メーカー名」「受注NO.」をブラインド購入店に伝えて、製品に合ったギヤボックスを購入下さい。
・ギヤボックスの交換方法
対応製品:ベネウッド50・ベネウッド50T(2008年10月~現在まで販売分)
必要工具:プラスドライバー
必要部品:交換用ギヤボックス
1.下側の操作コードを引いてスラット(羽根)を降ろし、ギヤボックスを固定しているネジの向きが真上になる位置で止めて、作業を行います。
2.ヘッドボックス内のシャフトとギヤボックスを固定しているネジを、プラスドライバーで緩めます。
3.プラスドライバーでヘッドボックス下部の穴にはまっている樹脂部を押し出し、ギヤボックスを横方向へ引き抜きます。
4.プーリーカバーとの上下の引っ掛かりを、下から上の順でツメから取り外し、プーリーカバーを外します。
5.ギヤボックスのプーリーコロとピンを2箇所とも外します。
※プーリーコロとピンは小さい部品になるので、無くさないようにご注意ください。
6.操作コードを外し、新しいギヤボックスに付け替えます。
7.「5」の手順で外したプーリーコロとピンを、新しいギヤボックスに取付けます。操作コードをプーリーコロの上に通してください。
8.ギヤボックスにプーリーカバーを取付けます。
9.ギヤボックスとシャフトを固定するネジを真上に向けた状態で、シャフトの形に合わせながらヘッドボックスに挿入します。
10.ギヤボックスにシャフトを挿入し、プラスドライバーでシャフト固定ネジを締めれば完了です。
・まとめ
TOSOのウッドブラインド「ベネウッド」のギヤボックス交換方法をご紹介いたしました。作業内容にご不安のある方や、ギヤボックスの故障か解らない方は、購入店を通してメーカーに修理をご依頼されることをおすすめします。
※2021年9月現在の情報となります。
・関連記事
ウッドブラインド操作コードの交換方法(ループ式) – タチカワブラインド編