断熱効果が期待できるブラインド、ハニカムスクリーンをご存じでしょうか。ハニカムとは英語で「ミツバチの櫛(=蜂の巣)」
寒さ対策になぜハニカムスクリーンがおすすめなのか、国内大手ブラインドメーカー3社(タチカワブラインド・トーソー・ニチベイ)にはどのような商品があるのか、お話ししたいと思います。
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ハニカムスクリーン おすすめの理由
ハニカムスクリーンの断熱・保温性が高い秘密はハニカム構造がつくる空気の層にあります。蜂の巣状に縦に連なる空気の層が断熱材の役割をしてくれるので、外の冷気が入ってくるのを防いだり、暖房であたためた室内の空気を外に逃がさず、室内を暖かく保つことができます。
そして昇降コードは生地の内部を通っているので、熱の逃げる穴がないのはもちろんですが、穴からの光漏れがないので光のちらつきも抑えられつつ、見た目もすっきりと美しい印象です。
断熱効果がどれくらい高いのか、例えばトーソーの熱還流率(1時間あたりに伝わる熱量の大きさ)を調べたデータを見てみると、単板ガラスでも複層ガラスでもハニカムスクリーンを取付けた場合の熱還流率(U値)が明らかに小さく、熱の逃げが少ないことがわかります。※エコシアはトーソーのハニカムスクリーンの商品名称です。
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メーカー3社 製品紹介
では次に、国内大手ブラインドメーカー3社(タチカワブラインド・トーソー・ニチベイ)のハニカムスクリーンをご紹介します。
タチカワブラインド「ブレア」
生地は無地の「メライト」(8色)と無地で遮光の「メライト遮光」(6色)の2種類があり、お部屋と調和させやすい厳選されたカラーバリエーションになっています。より断熱性を求めるならば遮光加工を施したメライト遮光を選ぶといいでしょう。
冬の室内温度推移のグラフでも温度低下がゆるやかな結果が出ていますし、複層ガラスで実験した熱還流率のデータもメライトは2.3、メライト遮光は1.8と、断熱性能が高く暖かい室内が保てる結果が出ています。
もし、窓枠内に取付ける天井付けにするなら、オプションの「ガイドレール」もおすすめです。生地の両サイドからの光漏れを防ぐためのものですが、両サイドの隙間から熱が逃げるのを抑える効果も期待できます。
トーソー「エコシア」
生地はプライバシーを保ちながら程よく光を採りこむ透過度ランク“プライベート”の「シェラ」という生地で、全9色のカラーバリエーションがあります。ベーシックなホワイト・ベージュ系以外にも、グリーンやパープルなどお部屋のアクセントになるカラーもあります。
トーソーのハニカムスクリーンは、ハニカムのみのシングルスタイルのほかに、上部がシアー生地のプリーツスクリーン、下部がハニカムスクリーンのツインスタイルにすることもできます。昼間はプリーツスクリーンを降ろして光を入れながら、夕方以降はハニカムスクリーンのみにして暖かく過ごす・・・そんな使い方が可能です。※上下逆の反転仕様も可能です。
ほかにも天井付けのときに利用できる断熱オプションがあり、コの字型のフレームで囲む「サイドボックスタイプ」と、T字型のレールをスクリーンが挟みこむ「サイドレールタイプ」があります。サイドレールタイプはシングルスタイルのみとなりますが、サイドボックスタイプはシングルスタイル・ツインスタイルどちらにも取付け可能です。
ニチベイ「レフィーナ」
ニチベイのハニカムスクリーンは生地のバリエーションが一番豊富です。シースルー生地「シュピエ」の2色、不透明生地でくすみカラー系の「ココン」と、遮光生地でモダンカラー系の「オストル」があり、ココンとオストルにはそれぞれ「防炎」と「非防炎」があります。ともに防炎は8色、非防炎は3色のカラーバリエーションとなっています。
シンプルな“シングルスタイル”か、シースルー生地と不透明生地を上下に配置する“ツインスタイル”を選ぶなら「サーモブロックタイプ」がおすすめです。窓枠内取付けの天井付けのみとなりますが、L型フレームで左右両サイドを、上部と下部に起毛素材や樹脂でシールドを付けて上下からも、窓枠の隙間を減らすことで冷気を遮ってくれる、省エネ効果が高い仕様です。
標準タイプとサーモブロックタイプのハニカムスクリーンで花瓶の温度比較をした実験結果からもわかるように、隙間から入ってくる冷気によって標準タイプは温度の低下が激しいですが、サーモブロックタイプは温度低下が少なく保温性が高いことが実証されています。
<実験方法>
冬季夜間に室内をエアコンで25℃に設定して、エアコンをOFFにした後の花瓶温度をサーモカメラで撮影
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まとめ
生地のやわらかなフォルムと均一に並ぶきれいな水平のラインで窓辺をおしゃれに飾りつつ、冬の室内を快適にしてくれる「ハニカムスクリーン」、いかがでしたでしょうか?トーソーとニチベイのツインスタイルなら、ドレープとレースの役割が1台2役なので、窓辺もすっきりきれいになります。
「外の冷たい空気を入れない」「お部屋の暖かい空気を逃がさない」、特徴的なハニカム構造が発揮する断熱効果で冬の室内を暖かく過ごしてください。
※2020年2月現在の製品情報です。
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