縦型ブラインド – 遮熱ルーバー徹底解説(採光+遮熱編)

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前回、縦型ブラインド(バーチカルブラインド)の遮熱対策として、遮熱マークつきのルーバーをご紹介しました。しかし、遮熱マークがつけられるのは透け感のある薄手のシアー生地のみ。そこで今回は、遮熱マークはついてないけれど遮熱対策がされているルーバー(スラット)の中から、採光ができるもの、つまり室内が暗くならないものをメーカー別に見ていきましょう。

 

タチカワブラインド

・シャイニー
掲載カタログ:ラインドレープ
スラット組成:ポリエステル100%
ホワイト・アイボリー・グレーのベーシックな3色展開で、光は通すので昼間に部屋が暗くならないのはもちろん、夜間の明るい室内の様子は外から見えにくい透過性ランクAの生地です。特殊な糸を使用することにより、日射を反射して、遮熱効果を発揮します。表裏が同じ色なので、室外側から見ても意匠性を損なわないのも特徴です。また、ウォッシャブル生地なので、汚れが気になったら洗濯することも可能です。

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・スクート
掲載カタログ:ラインドレープ / バーチカルブラインド[オフィス・店舗・施設]
スラット組成:ポリエステル100%
前出のシャイニーと同じく、特殊な糸を使用して日射を反射させ、高い遮熱性能を発揮します。ウォッシャブル生地ではないのですが、生地の表裏が同じ色なので、どちらから見ても意匠性を損ないません。透過性も夜間、外から室内の様子がわかりにく透過性ランクAの生地です。カラーバリエーションは定番のホワイト・ベージュ系以外にピンクとグリーンのパステルカラーもあります。

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・ハンプトンシアー
掲載カタログ:ラインドレープ
スラット材質:耐食アルミ合金
アルミスラットに遮熱コートを施して日射熱の反射率を高め、室内への熱の流入を防いでくれます。また、スラットにパンチング加工を施すことにより採光と眺望を確保して、レースのように使用できます。圧迫感がないので、窓辺での使用だけではなく、空間の間仕切りとして使うのもおすすめです。また、スラットは水拭きすることができるので、日頃のメンテナンスも手軽です。
※遮熱コートはLD4031(ピュアホワイト)LD4034(マットブロンズブラック)のみ

タチカワブラインド 縦型ブラインド ラインドレープ ハンプトンシアー 遮熱

ニチベイ(Nichibei)

・フェアフレクト遮熱
掲載カタログ:アルペジオ / ソーラーV
生地組成:ポリエステル繊維に裏面アクリルコーティング
ホワイト・ベージュ・グレーのインテリアに合わせやすい3色展開で、光沢がある上品な雰囲気の生地です。透過度はシークレットの透けにくいタイプなので、室内のプライバシーも程よく守ってくれて、部屋は暗くならない縦型ブラインドです。ポリエステル繊維の生地に特殊なガラスビーズ微粒子を混入したアクリル樹脂をコーティングすることにより、日射熱を反射させ、省エネ効果に役立っています。

ニチベイ 縦型ブラインド アルペジオ フェアフレクト遮熱

・ストラ遮熱
掲載カタログ:アルペジオ / ソーラーV
生地組成:ポリエステル100%
透過度はフェアフレクト遮熱と同じくシークレットにあたり、遮光性能がない中ではいちばん透けにくい生地です。特殊な金属酸化物を含む繊維が日射熱を反射することで、室内の温度上昇を抑えてくれます。樹脂コーティングではなく繊維自体に遮熱性能が備わっているため、生地の手触りも柔らかく、表裏は同じ色なので室内外どちらから見ても意匠性を損なわない、光沢感が美しいルーバーです。

ニチベイ 縦型ブラインド アルペジオ ストラ遮熱

まとめ

今回は、遮熱マーク付きではないけれど、遮熱性能があり、しかも採光性もあるルーバー(スラット)をメーカー別にご紹介しました。省エネに役立ちつつ、光を通してくれて室内が暗くならないので、開放的で明るくおしゃれな空間にしたいリビングなどにもおすすめです。

※縦型ブラインドの羽根のことを、タチカワブラインドではスラット、ニチベイではルーバーと呼びます。
※2019年3月現在の製品情報です。

 

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