ブラインドとカーテンを組み合わせた、おしゃれな空間づくり

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窓辺のコーディネートは「カーテンだけ」「ブラインドだけ」で全てを揃えないといけないとお考えではありませんか?

窓といっても、場所によって大きさはそれぞれ異なりますし、風の入り方、光の入り方も窓の面する位置でそれぞれ違います。つまり、窓に合わせて窓装飾品(ウインドウトリートメント)を変える事も一つのコーディネートで、おしゃれな空間を演出する一つの方法です。

カーテンとブラインド、それぞれのメリットとデメリットを抑えながら、室内に合ったコーディネートを行いたいですね。今回はカーテンとブラインドの特徴と、カーテンとブラインドを組み合わせたおしゃれな施工例をご紹介します。

川島織物セルコン カーテン ME8017 ME8493 木製ブラインド

 

・カーテンのメリットとデメリット

「窓に取付けるもの」としてまず思い浮かぶカーテンは、窓装飾品の代表です。とても扱いやすいことが一番のメリットで、現在もっとも多くの家庭で扱われています。他の窓周りインテリアと比べても生地の色柄がとても豊富で、好みのインテリアスタイルがある場合、部屋やイメージに合った生地が見つけやすいはずです。また「UVカット」や「遮熱」性能などの機能性カーテンも取り揃えられており、ライフスタイルに合わせた生地を選ぶことができるでしょう。

デメリットとなる部分は、水回りになるキッチンや洗面所などで使いにくいことや、カーテンを開けた際にカーテン生地で布だまりができるため、窓が少し小さく感じる。光や視線を遮る際に、布で遮ることになるため、風の通りが良くないことが挙げられます。

川島織物セルコン カーテン ME8210 ME8441

 

・ブラインドのメリットとデメリット

ブラインドのメリットとなる部分は、外からの視線を遮りながら室内に入る光の量を調節することができる点です。1台でカーテンとレースの2役をこなしてくれ、さらに室内へ風を取り込むこともできます。また、スラット(羽根)が水平に均一に並ぶため、シャープな印象があり、すっきりした見た目になります。

シンプルなので、幅広いインテリアスタイルに合わせることができるはずです。「アルミブラインド」ならカラーも多く、「遮熱」や「防汚」などの機能性も多彩、「木製ブラインド」なら木製の家具と合わせやすく、洋室だけでなく和室とも合わせやすくなります。

デメリットとなる部分は、スラットを閉じても隙間が完全に埋まらないため光が漏れてしまう点や、風が吹いた際にブラインドが煽られて窓枠に当たり、音が鳴るなどが挙げられます。また、「アルミブラインド」なら静電気でホコリが付きやすいため、こまめに手入れが必要になり、「木製ブラインド」ならスラットの一枚一枚が厚いため、スラットを畳んだ際にたたみ込みと呼ばれるスラット畳みができる点になるでしょう。

タチカワブラインド 木製ブラインド フォレティア たたみ込み

 

・カーテンとブラインドを併用する

カーテンとブラインドを同じ部屋で併用して使ってみましょう。例えば風の入りやすい窓なら、ブラインドを取付けて風を取り入れる。西日の強い窓なら、遮光性の高いカーテンを取付ける。光の取り入れ方をコントロールしたい窓なら、調光できるブラインドを取付けるなどです。そうすることで、室内をより過ごしやすい快適な空間にすることができます。

ブラインドとカーテンを同じ室内に取り付けて違和感がないの?と不安に思う方もいるかもしれませんが、ご安心下さい。ブラインドはシンプルな見た目なので、カーテンやインテリアスタイルからかけ離れた色を選ばなければ、カーテンのイメージを邪魔せずに周りのインテリアに溶け込んでくれます。また、「布」であるカーテンと「金属(または木)」であるブラインドは素材とフォルムが違うことでアクセントになり、個性的な空間を演出するポイントにもなります。

TOSO 木製ブラインド

 

・カーテンとブラインドを組み合わせる

カーテンとブラインドのどちらのメリットも欲しい。どちらかに絞ることができない。そういった方は、カーテンとブラインドを組み合わせてみて下さい。カーテンは「厚地カーテンとレースカーテン」の組み合わせが通常ですが、レースカーテンで目隠し要素を重要視すると、生地が厚めものを選ぶ必要があることがあります。すると見通しが悪くなり、風も通らなくなります。反対に視界の確保や風通しを重要視すると、生地が薄くなりがちになり、外から見えやすくなる事もあります。

そのレースカーテンの代わりにブラインドを取り入れると、ブラインドのスラット(羽根)を角度調整することで「日射しを調光できる」「外からの視線を遮る」「外から風を取り入れる」ことができるのです。そのうえで、ブラインドのデメリットとなる隙間部分を厚地カーテンで補うことができるので「遮光性」がアップし、2重に窓装飾品を設置することで「遮熱・断熱効果」も得ることができ、生地の色柄が豊富なことで「多様なコーディネート」を行うことができるようになります。お互いのメリットを生かしながら、デメリットとなる部分をカバーする、実用的なコーディネートといえるでしょう。

また、カーテンとブラインドを組み合わせて使用すると、カーテンのふんわりした質感にブラインドの規則的な水平のラインがスッキリした印象を与えます。ポップなカラーや大胆な柄のカーテンと組み合わせても、カーテンのお洒落さを残しながらモダンな印象になりますので、ハイセンスなコーディネートになるでしょう。

川島織物セルコン カーテン ME8019 ME8497 アルミブラインド

 

・まとめ

いかがでしたでしょうか?カーテンとブラインドを組み合わせて室内をコーディネートすると、両方のメリットを生かした個性的な室内を演出することができます。おしゃれでハイセンスな室内にしたい、ワンランク上のコーディネートを行いたいという方は、検討してみてはいかがでしょうか。