ブラインドでデジタルサイネージ「Projection BLIND」とは？

街を歩くと必ず目に留まる看板やポスター。一昔前とは大きく様変わりをして、今ではLEDビジョンや液晶ディスプレイなどの電子的な表示機器を使ったデジタルサイネージ（電子看板）を多く目にするようになりました。なかなか聞きなれない言葉ではありますが、ビルの壁面や屋上の大型ビジョンはもちろん、飲食店などのデジタルメニューや、ショッピングモールのタッチパネル案内、駅や空港にある運行状況表示などもデジタルサイネージと言われています。

お店などをされていて興味をもっていても、いろいろ準備が大変そう・・必要なものが多そう・・と少し身構えてしまうのではないかと思うのですが、これが普段から使えるブラインドをそのまま活用できたらとても手軽ですよね。今回はそんなスクリーンにもなる「Projection BLIND （プロジェクションブラインド）」をご紹介します。

プロジェクションブラインド

映像投影やサイネージのスクリーンにもなる画期的なブラインドが「Projection BLIND（プロジェクションブラインド）」として株式会社パルコスペースシステムズから販売されています。

アルミブラインドの場合、プロジェクターからの映像を映すことはできますが、反対側から見たときにはきれいに見えません。しかし、このプロジェクションブラインドの場合、乳白色の半透明なスラットがプロジェクターから投影される映像をブラインドの裏側に透過させ、ガラス面や外部窓面に映しだしてくれる仕組みです。

大きなモニターに映したい場合、LEDビジョンなど電子機器を使おうと思うとやはりそこに掛けるコストは高額になりますが、それを日用品でもあるブラインドをスクリーンとしてプロジェクター投影することで、+αの費用を掛けることもなく、しかも大きな窓なら窓一面を大きなモニターと見立てて活用もできるため、デジタルサイネージとしての演出や情報発信として表現の可能性がぐんと広がります。

また、スラットは強くて軽量なポリカーボネート素材を使用しているので、金属製に比べるととても軽く、メカにかかる負担も少ないため耐久性も優れています。横型ブラインドと縦型ブラインドの2種類があり、窓の形や大きさ、イメージなどに合わせて選べます。

活用シーン

光拡散効果のある特殊素材により、プロジェクターからの映像を驚くほど明るく鮮明に映し出してくれるので、モニターでは難しい超大型の映像投影も実現できます。屋内ガラス面でのデジタルサイネージとして常時映像を投影できるのはもちろんですが、例えばお店を閉めた夜間に外部窓面の屋外を通る人たちに向けた演出もできるので、広告・宣伝としての利用も効果的です。※外光や照明光、プロジェクター機器能力等、環境や仕様設定の影響考慮が必要です。

日中は「採光ブラインド」として活躍

デジタルサイネージとして使用しない時間はもちろん通常のブラインドとして機能します。しかも、太陽光を遮るのではなく透過させて、ブラインド全体でその光を室内に広げる“光拡散効果”のある特殊なスラットなので、スラットを閉めても室内は柔らかな優しい光に包まれる、昼間照明をつけなくても過ごせるような採光ブラインドとして活躍してくれます。※窓のサイズや向き等の条件によって明るさは異なります。

また、下記の実験写真を見てもわかる通り、輻射熱（ふくしゃねつ）をほとんど持たないので、光拡散効果で室内は明るいのに窓からの熱の流入を抑えてくれて、省エネにも役立つブラインドです。

スラットも柔らかくて軽い素材で折れないので、美しい状態が長持ちするのはもちろんのこと、子どもや高齢者が触れて手をケガすることもなく安心です。そして掃除が大変そう・・・と思われることも多いブラインドですが、静電気を発生しないよう帯電防止処理がされているのでホコリもつきにくくお手入れが簡単なのも嬉しい点です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。昼間はブラインドとして日差しや視線を遮り夜間は広告として、または、昼間はブラインドを上げてショーウインドウを見せて閉店後はブラインドを下ろして広告として、さまざまな使い方ができます。広告としてだけではなく、使い方によってはオフィスで会議の資料をプロジェクター投影するときにスクリーンとして使ったり、季節感のある映像や動きのある映像を投影してショーウインドウのディスプレイ演出のひとつとしても使えそうですよね。

表現の可能性が広がる画期的で独創的な「Projection BLIND（プロジェクションブラインド）」。活用事例の動画も公開されていますので、プロジェクションブラインドに鮮明に映し出される映像をご覧ください。