ブラインド採寸時の「取付け高さ」とは?

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さぁ、オーダーメイドでブラインドを注文しよう!となった時、窓の横幅や高さのサイズを測るのはもちろんですが、ショップの店員さんから「”取付け高さ”も測ってくださいね」と言われて、何それ?どこ??となる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かに窓枠を測ったり、作りたい大きさを測るだけでもブラインドは作れます。しかし、実はこの「取付け高さ」は意外な重要ポイントです。そこで今回は、この「取付け高さ」についてお話したいと思います。

 

取付け高さとは?

では、「取付け高さとはどの部分」なのでしょうか。

ブラインド 取付け高さについて

上の図を見ていただくと分かりますように、取付け高さとは「ブラインド取付け位置上部から床面まで」の高さのことです。つまりは、自分が立つ位置からブラインドを取付ける位置までのことです。

 

なぜ大事?取付け高さが必要なわけ

次に、なぜ取付け高さを測らないといけないのでしょうか。

 

ブラインド操作 イメージ

この「取付け高さ」は、操作ポールの長さを決めるために必要となっています。つまり、高い場所の窓でも手の届く高さに操作ポールがあるようにするためです。誤って取付け高さを低くオーダーしてしまったために、短い操作ポールが付いてきて手が届かない、、、なんてことがないように、取付け高さを測ることが大切です。

 

こんな時どうする?

  • 出窓

出窓 ブラインド

出窓など窓枠の奥行が大きい場合、ポールが長すぎて、窓枠につっかえてしまうと困りますよね。このような場合は、ポールを窓枠の中に収まる長さにしましょう。

 

  • 浴室

浴室 ブラインド

写真のように浴槽を挟んで窓がある場合の取付け高さは、浴槽床面から取付け位置上部(窓枠上部)になるのですが、実際に操作をする時は浴槽の外、洗い場に立って操作をすることもあると思います。その場合、取付け高さから計算される既定の操作ポール長さでは手を伸ばして届きにくい場合もありますので、実際に手を伸ばして届く長さを確認するといいですね。

 

  • キッチン

キッチン ブラインド

キッチンの窓も、写真のようにシンクや調理スペースを挟んで窓がある場合が多いと思います。この場合も手を伸ばして届く長さ、且つ、台の部分に当たらない長さを考慮しましょう。

 

まとめ

言われてみれば、なるほど!となるのですが、言われてみないとなぜ必要なのか?なかなか分かりずらいブラインドの「取付け高さ」。でも、意外と重要な採寸ポイントになることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

ポールとコードが別々についているポール式(ロッド式)なら50cm単位で、見た目はすっきり一本のポールで、中に昇降コードが通っているワンポール式(スーパーポール式・マルチポール式)はメーカーによって異なるのですが10~25cm単位で指定が可能です。

日々操作するブラインド。操作性は大切ですよね。取付け高さから決まる規定のポール長さも、小柄な女性でも手の届きやすいような長さになっていますが、取付け場所を採寸する時は実際に使うシーンを想像して、操作ポール長さのことも考えてみるといいですね。