出窓ブラインドの採寸方法。タチカワブラインド編とトーソー(TOSO)編につづき、今回はニチベイ(Nichibei)編です。
ニチベイでは、“出窓タイプ”として出窓ブラインドを扱っています。耐水性に優れて水まわりでの使用に最適な「セレーノオアシス」、取り付け場所を選ばないスタンダードな「セレーノフィット」、シンプルな機能と仕様で手軽に選べてリーズナブルな「ユニーク」、この3シリーズともにスラット幅25mm、15mm、どちらでも出窓ブラインドをつくることができます。また、昇降操作はそれぞれ別々に操作ができるようになっているので、操作方法はポール式のみとなっています。
では、ニチベイのブラインド“出窓タイプ”の採寸方法・測り方を見ていきましょう。
仕様について
出窓ブラインドの仕様は3連右操作・左操作、2連右操作・左操作の4種類があります。取り付けたい出窓のタイプは3連か2連か、スラット開閉の操作を右側にするか左側にするか、まずこの2つを決めましょう。
横幅の測り方
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天井に回り縁がない場合
(3連)
まず取付け場所3辺の幅を測ります。つぎに出窓の角度を測ります。セレーノかユニークか、選んだ商品に応じて表が違うので、商品と角度に応じて下部の表「A 回り縁がない場合」の「3連の場合」からW1・W2・W3の寸法を割り出します。
(2連)
同じで窓でも右操作か左操作かで寸法が異なってくるので、どちらの操作位置かを確認します。次に取付け場所の幅を測り、出窓の角度を測ります。3連の場合と同じく、商品を角度に応じて下部の表「A 回り縁がない場合」の「2連の場合」からW1・W3の寸法を割り出します。
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天井に回り縁がついている場合
まず、回り縁の高さを確認します。回り縁の高さが31ミリ以上ある時は、回り縁をさけて取り付けます。30ミリ以内の時は、ヘッドボックスカットと言い、スラットの長さよりヘッドボックスを短くすることで、両サイドのすき間を覆って取付けることができます。
(ヘッドボックスカットなしの場合)
取付け場所の幅を測り、次に出窓の角度を測ります。セレーノかユニークか、選んだ商品と角度に応じて下部の表「B 回り縁がある場合・①ヘッドボックスカットなしの場合」からW1・W3の寸法を割り出します。
(ヘッドボックスカットの場合)
取付け場所の幅を測り、次に出窓の角度を測ります。セレーノかユニークか、選んだ商品と角度に応じて下部の表「B 回り縁がある場合・②ヘッドボックスカットの場合」からW1・W3の寸法を割り出します。さらに、ヘッドボックスカットの寸法を指定します。
横幅算出表
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セレーノオアシス25・15、セレーノフィット25・15の場合
(単位:mm)
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ユニーク25・15の場合
(単位:mm)
高さの測り方
高さの測り方については、窓枠内に取り付ける天井付けの採寸方法と同じです。窓枠内側実寸を測り、1cm程度差し引いた寸法を高さに指定してください。また、操作棒の長さを決めるために、取付け高さ(床面からブラケット取り付け位置までの高さ)も測ってください。
まとめ
以上がニチベイの出窓ブラインドの採寸方法です。横幅は0.5cm単位、高さは1cm単位で指定することができます。台形出窓や三角出窓、コーナー窓など、さまざまな出窓に対応しており、2台、3台と別々に取り付けるより経済的です。出窓にぴったり沿ったブラインドを取り付けて、窓辺をいっそうおしゃれに引き立ててください。