出窓のスペースを有効に活かせる出窓ブラインド。トーソー(TOSO)からは、操作方法が“コード&ロッド式”のスラット25とスラット15から、「出窓」「浴室出窓」が販売されています。前回のタチカワブラインド編に続き、今回はトーソーの出窓ブラインドの測り方をご紹介します。
操作タイプを選ぶ
まずは取り付けたい出窓の形に合わせて3連か2連か、左右どちらでロッド棒の操作をするか、操作タイプを決めます。W1、W3が270mm以下の場合はロッド棒の位置が異なったり、製作ができな場合もあるので、下図を参照してください。
操作タイプが決まったら、天井に回り縁があるかないかを確認してください。回り縁の有無でマイナスする寸法が変わってくるので、つぎは回り縁がない場合とある場合、それぞれの測り方を解説します。
天井に回り縁がない場合の測り方
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横幅の測り方
(3連)
3面の実寸法をそれぞれ測ってください。つぎに出窓の角度を測ります。下の表より出窓の角度に応じたマイナス寸法(a・b)を確認して、計算式にあてはめてW1・W2・W3を算出します。
計算式:W1=実寸法-a、W2=実寸法-b、W3=実寸法-a
(2連)
2面の実寸法を測ってください。つぎに出窓の角度を測ります。下の表より出窓の角度に応じたマイナス寸法(c・d)を確認して、計算式にあてはめてW1とW2、またはW2とW3を算出します。
計算式:W1=実寸法-c、W2=実寸法-d、W3=実寸法-c
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高さの測り方
窓枠の内側寸法から10mm程度引いたサイズを高さに指定してください。またロッド棒の長さを決めるために、ブラインドの取り付け位置から床までの寸法(取付高さ)も必ず測ります。
天井に回り縁がある場合の測り方
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横幅の測り方
(3連)
3面の実寸法をそれぞれ測ってください。つぎに出窓の角度を測ります。下の表より出窓の角度に応じたマイナス寸法(e・f)を確認して、計算式にあてはめてW1・W2・W3を算出します。
計算式:W1=実寸法-e、W2=実寸法-f、W3=実寸法-e
(2連)
2面の実寸法を測ってください。つぎに出窓の角度を測ります。下の表より出窓の角度に応じたマイナス寸法(g・h)を確認して、計算式にあてはめてW1とW2、またはW2とW3を算出します。
計算式:W1=実寸法-g、W2=実寸法-h、W3=実寸法-g
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高さの測り方
回り縁より内側の窓枠の寸法を測って、そこから10mm程度差し引いたサイズを高さに指定してください。またロッド棒の長さを決めるために、ブラインドの取り付け位置から床までの寸法(取付高さ)も必ず測ります。
出窓ヘッドボックス切欠きについて
回り縁の高さが30mm以内でスラット(羽根)の動作に支障がでない場合、ヘッドボックスをスラットより短く切欠いて、両サイドのすき間をより少なくする「出窓ヘッドボックス切欠き」というオプションがあります。
W1・W3の寸法により何mm切欠けるかは異なってくるのですが、10~40mmまで10mm単位で指定でき、価格も通常の出窓ブラインドと同価格で作ることができます。回り縁の高さが30mm以内の場合は、より美しく仕上げることができるので、おすすめのオプションです。
まとめ
トーソーの出窓ブラインドの測り方、おわかりいただけたでしょうか。実寸法と出窓の角度さえ測れば製作サイズを算出できるように工夫されているので、意外と簡単です。また、高さの指定は10mm単位ですが、幅については5mm単位で指定ができるので、出窓の形にフィットするきれいなブラインドを作ることができます。是非、出窓にブラインドを取り付けて、出窓スペースをおしゃれに演出してください。