お部屋の中でちょっと特別な存在感を放つ「出窓」。お気に入りの雑貨やグリーンを飾ったり、季節ごとのディスプレイを楽しんだりできる、小さなギャラリースペースのような存在ですよね。
でも、いざカーテンやブラインドを選ぼうと思うと、「どんなものが合うのか分からない」「出窓って形が特殊だから難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな出窓の魅力をさらに引き立てる、スッキリとおしゃれに仕上がる「出窓用ブラインド」について、わかりやすく解説します!
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出窓にブラインド?
「窓にブラインド?」「カーテンの方がいいのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は出窓とブラインドの相性はとても良いんです!
ブラインドのメリットは3つ:
1.スッキリとした見た目で空間を広く見せる
出窓に厚みのあるカーテンを取り付けると、圧迫感が出てしまいがちですが、ブラインドならシャープな印象で窓まわりがすっきり見えます。
2.調光がしやすく、光をコントロールできる
スラット(羽根)の角度を調整することで、光を自由にコントロール。植物にちょうどいい光を当てたいときや、眩しさを和らげたいときにも便利です。
3.インテリア性が高い
マットカラーや木目調、カラーも豊富で、インテリアのテイストに合わせて選べるのもブラインドの魅力。ナチュラル系、モダン系、北欧テイストにも合わせやすいです。
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出窓用ブラインドとは?普通のブラインドと何が違うの?
出窓には台形や三角形など、特殊な形が多いため、一般的なブラインドではフィットしにくいことがあります。
そこで活躍するのが、「出窓用のブラインド」です。
出窓用ブラインドの特徴
- 2連・3連で連結でき、出窓の形にフィットする構造
- 角度調整は1ヶ所で一括操作が可能
- 上下の開閉はそれぞれ独立していて便利
- 複数設置よりもコスト面でもお得
これらの特徴により、どんな形の出窓でもスッキリきれいに納まります。
複雑な出窓にも対応可能!
台形・三角形・アーチ状などの特殊形状の出窓にも、出窓用ブラインドは柔軟に対応可能です。出窓のガラス枚数が4枚〜6枚あるような大きめの出窓でも、2連・3連のブラインドを組み合わせて対応できます。また、ジョイント部分は90度〜180度まで角度調整可能なので、ほとんどの形状に取り付けが可能です。
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注文前に必ず確認しておきたい3つのポイント
出窓ブラインドをオーダーする際には、以下の点に注意をしておくと失敗を防げます。
■「回り縁(まわりぶち)」に注意!
窓の天井部分に回り縁(装飾の見切り材)がある場合、ヘッドボックス(ブラインドの上部機構)が当たってしまうことがあります。そうすると、スラットの長さとヘッドボックスの位置を調整しないと、隙間から光漏れが発生する原因に…。
■メーカーごとのオプション名を知っておこう
この「回り縁」の対策として、各メーカーで次のようなオプション加工が用意されています。
メーカー名 | オプション名称 | 加工方法の特徴 | 対応目的 |
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タチカワブラインド | スラットのばし | ヘッドボックス幅よりスラット(羽根)を長くする | 回り縁を避けて、隙間をカバー |
トーソー(TOSO) | 出窓ヘッドボックス切欠き | ヘッドボックスの一部を切欠き加工する | 回り縁と干渉しないように調整 |
ニチベイ(Nichibei) | ヘッドボックスカット | 同上。ボックス部分を指定寸法でカット | 回り縁に当たらないようにする |
■回り縁の高さにも要注意!
ブラインドのヘッドボックスが隠れてしまうくらい回り縁が高すぎると、スラットの操作自体が困難になることも。目安として、回り縁の高さが30mm以内かどうかを事前にチェックしておきましょう。
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水まわりにも使える!耐水仕様の出窓ブラインドもおすすめ
キッチンや浴室など、湿気や水はねが気になる場所でも、出窓を有効に活用したいという方は多いはず。そんなときにおすすめなのが、耐水性に優れた出窓ブラインドです。
水に濡れてもスラット同士がくっつかないように工夫されていたり、アルミやステンレスを使用することでサビにも強いので、湿気の多い環境でも長く安心して使用できます。
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まとめ:出窓ブラインドで窓辺ともっと素敵に
出窓は、光を取り入れるだけでなく、空間に立体感を与える大切なインテリア要素。そこに出窓用ブラインドを取り入れることで、より機能的で、洗練された空間を演出できます。
✅ スッキリとした見た目
✅ 調光がしやすい
✅ 形状にフィットしやすい
✅ 水まわりでもOK
おしゃれで機能的な窓辺を目指すなら、出窓ブラインドはおすすめです!
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