お部屋の中のアクセントでもある出窓。お気に入りの雑貨を飾ったり、植物を飾ったり、ディスプレイを楽しめるスペースでもあり、インテリアのアクセントにもなる窓ですよね。そんな出窓のスペースを有効に活用できて、且つ、スッキリおしゃれに見せてくれる、おすすめの窓装飾にブラインドがあります。
出窓にブラインド?!と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は国内主要ブラインドメーカー3社(タチカワブラインド・トーソー・ニチベイ)ともに、出窓用のブラインドを販売しています。今回は、出窓ブラインドの特徴や注文する前に確認しておくことなどをご紹介します。
-
出窓ブラインドの特徴
出窓と言っても台形だったり、三角に出ていたり・・・さまざまな形がありますよね。そのような2辺、3辺とある窓に1台ずつブラインドをつけることももちろん可能ですが、出窓用のブラインドは何が違うのか?
出窓ブラインドは、2連、3連と連結部分をジョイントする構造になっており、スラットの角度調整は1ヶ所で同時に調整でき、昇降操作は1台ずつ別々で行えることが一番の特徴です。つまり、操作性も優れていますし、別々に取り付けるより経済的です。
-
どのような出窓に取り付けできる?
2連結、3連結の出窓ブラインドが基本ですが、出窓によってはアーチを描くようにガラスが4枚、6枚と並ぶ出窓もあります。そのような出窓の場合、2連2台、3連2台と組み合わせることで、あらゆる出窓に取り付けることができます。また、ジョイント部分は90°から180°までの角度に対応できるので、ほとんどの出窓で取り付けすることができます。
-
注文するときの注意点
出窓の天井に回り縁があって、ヘッドボックスがつっかえてしまうとき。スラット(羽根)をヘッドボックスの寸法に合わせると、窓枠とのすき間がどうしてもできてしまい、光漏れしてしまいます。そのようなときは、回り縁の手前のところでヘッドボックスを切欠いて、スラットを伸ばした状態でブラインドを作ることによって、両サイドからのすき間をより少なくすることができるのです。
注文するとき、タチカワブラインドの場合は“スラットのばし”と指定してヘッドボックス幅とスラットのばしの寸法(10~30mm)を指定します。トーソーでは“出窓ヘッドボックス切欠き”、ニチベイでは“ヘッドボックスカット”と呼び、タチカワブラインドとは逆の発想で、ヘッドボックスを切欠く寸法を指定します。
また、ブラインドのヘッドボックスが隠れてしまうくらい回り縁が高い場合、スラットの開閉操作に支障が出てしまうので、注意が必要です。回り縁の高さが30mm以内かどうかを確認してください。
-
まとめ
出窓を美しく飾ってくれる出窓ブラインドは、すっきりとシャープな印象で窓辺をいっそうおしゃれに引き立ててくれます。また、各メーカーともにバスルームやキッチンなど水まわりでの使用に適した耐水性の高い出窓ブラインドも販売しています。ビスを留めることができる場所ならば、どのような出窓でも、どのような場所でも取り付けることができるので、出窓の窓装飾に迷ったら、ブラインドも検討されてみてはいかがでしょうか。
関連記事
出窓用ブラインドの採寸方法 – 測り方 – タチカワブラインド編