窓の形状に合わせたブラインドの選び方

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ウィンドトリートメント(窓装飾)を決める場合、窓の形状に合わせて行うため、窓の形を把握しておくことはとても大切なことです。以前は光の取り込みや見晴らしをよくするために、天井近くまである窓や巾広のワイドサイズ窓など、窓が大型化する傾向がありました。しかし、最近では防犯目的やデザイン性により、細長の窓が採用される傾向が多くなってきおり、窓の形状は多様化しています。この窓にはブラインドを作成できるの?と疑問をお持ちの方のために、今回は窓の形状と、形状に合わせて横型ブラインドを作成する際のタイプをご紹介いたします。

窓 形状 ウィンドトリートメント

・一般的な窓

▽掃き出し窓
開口部が床面から天井近くまである窓のことで、掃除の際にほこりをほうきで室外に掃き出せることから名づけられています。各メーカーの「標準タイプ」ブラインドを取り付ける事もできますが、出入りの多い窓なら「セパレートタイプ」でわけて操作する事もおすすめです。

▽腰高窓
窓の下枠が床面から腰の高さ(80~90cm)程度の高さに設置された窓です。腰窓と呼ばれることもあります。各メーカーの「標準タイプ」ブラインドや、窓枠内につっぱって取り付ける「ノンビスタイプ」を作成する事ができます。

▽高窓
吹き抜けや天井近くに取付けられた窓のことで、ハイサイドライトとも呼ばれています。外からの視線を遮り、プライバシーを守りながら、光を取り入れる事ができます。タチカワブラインドでは「小窓タイプ」のポール式操作と電動操作、ニチベイでは「スリットタイプ」のコード式操作とダイヤル操作から選んでブラインドを作成することができます。※各メーカーの「標準タイプ」で作成する場合は製作可能なサイズか確認する必要があります。

▽地窓
床面近くに取付けられた窓のことで、外からの視線や直射日光を遮ってくれます。また、柔らかな光と風を取り込むことができ、和室に多く使われています。タチカワブラインドでは「小窓タイプ」のポール式操作と電動操作、ニチベイでは「スリットタイプ」のコード式操作とダイヤル操作から選んでブラインドを作成することができます。※各メーカーの「標準タイプ」で作成する場合は製作可能なサイズか確認する必要があります。

窓 形状 ウィンドウトリートメント 一般的な窓

・窓装飾に注意が必要な窓

▽出窓
建物の外壁から外側に張り出した窓のことです。外壁より外側に張り出した形によって、コの字型出窓、三角出窓、L字型出窓、台形出窓、多角形出窓など様々なデザインがあります。各メーカーの「出窓タイプ」としてブラインドを作成することができます。

▽コーナー窓
部屋のコーナー部分に設けられた窓のことです。各メーカーの「出窓タイプ」で連結したブラインド、もしくは「標準タイプ」で分割してブラインドを作成することができます。

▽傾斜窓
傾斜した壁面に取付けられた窓のことをいいます。各メーカーの「傾斜窓タイプ」としてブラインドを作成することができます。

▽天窓
天井や屋根につけられた窓のことです。採光ののために設けられる窓で、玄関や暗くなりがちな北側の部屋などに取付けられることが多くなっています。タチカワブラインドでは「天窓タイプ(電動)」、ニチベイでは「電動天窓タイプ」としてブラインドを作成することができます。

窓 形状 ウィンドウトリートメント 注意が必要な窓

・形状に特徴のある窓

▽グラスウォール
壁一面がガラス戸で覆われている窓のことをいいます。サッシや壁の状況により、ブラインドの取り付けが可能か確認する必要があります。

▽スリット窓
縦に細長いスペースにはめ込まれた窓のことで、スリットは「すき間」を意味しています。採光を目的として設置されることが多いです。タチカワブラインドでは「小窓タイプ」、ニチベイでは「スリットタイプ」としてブラインドを作成することができます。※各メーカーの「標準タイプ」で制作する場合は製作可能なサイズか確認する必要があります。

▽サイドライト
玄関のドアの両側に設置される細長窓のことをいいます。

▽アーチウィンドー
上部が半円状、下部が長方形の細長窓のことをいいます。タチカワブラインド・ニチベイでは「変形窓タイプ」として作成することができます。※昇降は半円球以外の部分のみ可能。

窓 形状 ウィンドウトリートメント 特徴のある窓

・まとめ

いかがでしたでしょうか?窓の形状には様々なタイプがありますが、意外にそれに合わせてブラインドを作成する事が可能なことが分かっていただけたかと思います。また、窓の位置や窓の使用頻度・用途によって、操作方法を選ぶことはとても重要です。上記の「注意が必要な窓」や「特徴のある窓」などでブラインドを作成される際は、操作位置はどのくらいがいいか、ブラインドの昇降・開閉を頻繁に行うのかなど、窓の役割・用途を事前にしっかり考えて、販売店などでご相談下さい。きっとスムーズにブラインドを作成することができるでしょう。