小さな子どものいる家庭では「ちょっとした日常」が大きな事故につながることがあります。大人にとって何気ないコードやチェーンも、子どもにとってはおもちゃのように見えたり、体に絡まる危険な存在になりかねません。
特にブラインドは、操作コードが首や頭に引っ掛かるリスクがあるため注意が必要です。この記事では「子どもの安全を守りたい」と考えるママ・パパに向けて、ブラインドのセーフティー対策を分かりやすく解説します。
ブラインドが危険になる理由と親の悩み
子どもの行動は予測できない
大人にとっては危険に感じない場所でも、子どもにとっては思いがけないリスクが潜んでいます。特にブラインドの操作コードは、首や体に絡まることで重大な事故につながる可能性があります。
よくある保護者の不安
- 「子どもが遊んでいるうちにコードに絡まないか心配」
- 「家具をよじ登って、手の届かないはずのコードに触ってしまうかも」
こうした声は多く、実際に国内外で事故報告もあります。だからこそ、安心して暮らすための対策が欠かせません。
ブラインドの安全対策3つのポイント
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「しまう」:手の届かない位置に収納
操作コードやチェーンは、子どもの手が届かない位置にまとめておくのが基本です。
- コードクリップやコードフックを使い、高めの位置で束ねる
- 余ったヒモは必ず巻き取って整理する
子どもが成長すると手の届く範囲も広がるため、常に「今の身長で届くか?」を確認しましょう。
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「はずれる」:荷重で外れる部品を活用
体重などの荷重がかかると外れる部品を使いましょう。外れても元に戻せるので心配はいりません。
セーフティージョイントは、生後6ヶ月の赤ちゃんの体重6.0kgを既定値にして、ぶら下がったりしたときにジョイント部分が外れる仕組みです。おもちゃのネックレスや、ネックストラップなどに付いているものと同じ要領です。
標準装備されていることが多いとは思いますが、もしされてない場合は、オプションで追加できないか?確認しましょう。
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「なくす」:コードレスで根本的に解決
操作コードをなくしてしまう方法も有効です。
- 縦型ブラインドなら「バトン式」に変更する
- ロールスクリーンや一部製品は「コードレス仕様」にできる
コード自体をなくすことで、そもそものリスクを根本から取り除けます。
チャイルドセーフティー部品でさらに安心
標準装備の部品(コードクリップやセーフティージョイント)に加えて、次のような追加部品を選べる製品もあります。※参考:タチカワブラインド
- 操作チェーンを手軽に掛けられる「マルチチェーンハンガー」
- コード先端のつまみ部分が分離する「セーフティーイコライザー」
こうしたオプションを取り入れることで、子育て家庭でもブラインドを安心して使えるようになります。
家具配置にも注意が必要
ブラインド本体の安全対策に加えて、部屋のレイアウトにも工夫が必要です。
- ベッドやソファを窓の近くに置かない
- 登れる家具をブラインドの前に配置しない
物理的に近づけない工夫をするだけで、事故のリスクは大きく減らせます。
まとめ
ブラインドのコードは、見落としがちな家庭内の危険ポイントです。
「しまう」「はずれる」「なくす」という3つの対策を意識し、必要に応じてセーフティー部品やコードレス仕様を検討しましょう。さらに、家具の配置にも注意を払うことで、子どもの「思わぬ行動」から事故を防ぐことができます。
小さな工夫で「あっ!あぶない!」を減らし、安心してお気に入りのブラインドがある暮らしを楽しんでください。
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