光を自在にコントロール!ブラインドのスラット角度調整方法

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お部屋の窓に合わせてウィンドウトリートメントを考えた場合、カーテン・シェード・ロールスクリーン・ブラインドと選択肢が沢山あります。

その中でブラインドを選ぶ大きなメリットといえば、降ろした(閉めた)状態で”外からの光を調整できる事”ではないでしょうか。スラット(羽根)を動かし、角度を細かく調整することで、太陽の高さや向きに応じて必要な明るさを取り入れることが可能になります。その角度調整で変わる光の入り方。今回は4通りの方法をご紹介します。

 

・窓側に傾ける

ブラインド スラット 窓側に傾ける
外の光を取り入れたいけれど、直射日光は遮りたい。そんな時は、スラットを窓側(窓に対して下向き)に傾けましょう。直射日光はスラットの傾きで反射しつつ、間接的な光が室内に入ってくれます。光が拡散されることで、光がやわらかくなり、部屋全体がふんわりとしたやさしい明るさのお部屋になってくれます。

 

・室内側に傾ける

ブラインド スラット 室内側に傾ける
お部屋の中に日差しを採り入れたい。そんな時はスラットを室内側(室内に対して下向き)に傾けて下さい。日差しがスラットの傾きに沿うかたちで直接差し込んでくれることにより、陽だまりにいるようなあたたかいお部屋になってくれます。また、日差しが拡散されず、直接差し込むことではっきりした陰影ができるため、時間帯によっては天井側が少し暗くなりがちです。

 

・水平にする

ブラインド スラット 水平
たくさん光を採りこんで、部屋の中を明るくしたい。そんな時はスラットを水平にしましょう。水平にしたスラットに外の光が反射することで、お部屋の天井まで光がいき届き、部屋全体がとても明るくなってくれます。

 

・スラットを閉じる

ブラインド スラットを閉じる
外からの光を遮断して、部屋の中を暗くしたい。そんな時はスラットを窓に対して下向き(凸面を窓側に向ける)に閉じてください。反対向きに閉じる(凸面を室内側に向ける)と、外の光が隙間から差し込んでくる状態になるので、しっかり遮断したい場合は注意が必要になります。

※夜間は内外の明るさが反対になります。凸面を室内側に向けて閉じることで、部屋の明かりが外にもれにくくなり、室内の様子や人のシルエットがわかりにくくなります。

 

・まとめ

部屋に入る光の量は天候や時間帯によって必然的に変化してきます。しかし、ブラインドなら天井に光を送りながら直射日光を遮るなどの細やかな調光が可能です。また、ブラインドには人の視線を遮るなどの効果もあり、採光と視線を同時に調整できます。つまり、一台でドレープとレースの二役をこなすいいとこどり。窓を布で覆うだけでは実現できない光の演出が、私たちの生活を快適にしてくれるでしょう。