「タチカワブランド 新製品発表会 2024」へ行ってきました!

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2024年5月16日より全国の会場で順次開催されている「タチカワブランド 新製品発表会 2024」。先日、大阪会場にお邪魔してきました!今回のテーマは“広がる、彩り豊かな暮らし方”です。会場で見てきた今年発表された新製品のブラインドについてお伝えしたいと思います。

タチカワ 展示会 入り口

 

木製ブラインド「フォレティア」

・スラットバリエーション

まず最初に展示されていたのは、今回大幅にリニューアルされた木製ブラインド(ウッドブラインド)の「フォレティア」です!スラットカラーのバリエーションも豊富です。新しく追加されたグレイッシュな色のほかに、グリーン・インディゴ・ローズと、お部屋の中でさり気なく差し色になるカラーも仲間入りしました。

タチカワブランド フォレティア スラット 展示

木材を有効活用するために集成材を使用した「エコ」スラット。繋いだ上から塗装をしているそうです。画像を見てもらってもわかると思うのですが、近づいて見ても繋ぎ目はほとんどわかりませんでした。集成材を使っているとは気づかないと思います。環境にもやさしく、お財布にも少しやさしいので、ウッドブラインドが欲しかったけど躊躇していた方にもおすすめしたい製品です。

タチカワ エコスラット 展示

国内の森林保全に貢献する「国産材」のヒノキとスギが仲間入りしたことも話題のひとつです。ヒノキ・スギそれぞれ天然無垢にこだわりたい方の要望にも応えられる無垢材のままの無塗装品と、ほんの少しツヤがあるクリア塗装品と2種類あります。木スラットとしての耐久性を優先するなら「クリア塗装品」だそうですが、無垢材にこだわり経年の味わいを楽しめる「無塗装品」もおすすめとのことです。どちらも木目が美しく、とても木のいい香りがしました。

タチカワ ウッドブラインド 国産材

・新しいスラット幅、新しいヘッドボックス

新しく「63mm」とワイドなスラット幅が新登場しました!35mmと50mmが主に出回っているウッドブラインドのスラット幅に仲間入りした63mm。そのメリットも伺いました。ポイントは3つ。

1.スラットとスラットの間が広くなるので、眺望がいい
2.スラットの枚数が少なくできるので、たたみ代(※)が小さくなる
3.スラットを閉めたとき、よりフラットに近い状態になるから光漏れが少なくなる

ただしスラット幅が広い分、構造上生じる仕上がり高さの誤差は他のスラット幅より大きくなるので、床までにする場合など、仕上がり高さに気を付けたいときは事前に”製品仕上がり高さ目安”を確認するといいでしょう。天然木の存在感をより感じられる「63mm」のワイドスラットは、35mmと50mmの価格と同じなので、気軽に選べるのではないでしょうか。

※たたみ代…ブラインドを全て畳んだ際の寸法(厚み)

フォレティア 63mm スラット

そして、上部のヘッドボックス部分も実はリニューアルしています!パッと見てわかるのは操作部の位置が端部に寄ったことと、ホコリが入らないようにボックスカバーが付いた点になりますが、密かに変わっている点も…

実は今までのヘッドボックスはスラットと同系色のアルミ素材が標準で、スラットと同素材をヘッドボックスにあしらう「ナチュラルウッド」仕上げは指定する必要があり、かつオプションの左右転換ができないデメリットがありました。今回、操作部の位置が変わったことでナチュラルウッドでも左右転換ができるようになり、ヘッドボックス標準の仕様がナチュラルウッドになっています。
※別オプションのナチュラルウッドバランスを使用する場合は「アルミ」に指定してください。

もう1点変更ポイントがあります。写真に写っているのは旧ヘッドボックスです。この後ろ側のリブをなくして意匠性向上とコンパクト化をし、下部中央部分に突起を設けることでスラットとヘッドボックスのすき間からの光漏れを低減しているそうです。カタログには載っていない話を聞けるのは展示会の醍醐味ですよね。

フォレティア ヘッドボックス 改良

フォレティア 新ヘッドボックス

新ヘッドボックス

 

デザインブラインド「アフタービート」

自由自在に組み合わせが楽しめる「アフタービート」も今回スラットカラーがにリニューアルされました。「Cafe(カフェ)」「Happiness(ハピネス)」「Energy(エナジー)」「Comfot(コンフォート)」「Cool(クール)」5つのライフスタイルで展開されています。

定番の木目調はもちろん、大理石のような石目調や、ハンマーで叩いて凸凹に仕上げたようなスラット、すりガラスのような半透明の樹脂製スラットなど、表情豊かなスラットが仲間入りしています。

アフタービート スラット 展示

メカ部分は先述のフォレティアと同様に、操作部の位置やヘッドボックスの形状の変更、ボックスカバーの標準装備と意匠性が向上しています。

 

フォレティア・アフタービートに「バッテリー仕様」が登場

思わず見入ってしまい写真を撮り忘れてしまったのですが、フォレティアとアフタービートの電動製品に「バッテーリー仕様」なるものが仲間入りしました。なにが便利か?どこがいいのか?気になりますよね。

「バッテリー仕様」は本体に充電式のバッテリーを搭載しているので、例えば窓の近くにコンセントがなくても電動ブラインドが設置できます!あまり起こって欲しくはないですが、停電時でもモバイルバッテリーと繋いで操作する、そんなこともできます。

フォレティア アフタービート バッテリー仕様

見た目もすっきりとしています。充電コネクタと充電ケーブルは磁石で”パチッ”とくっつくようになっているので、充電コネクタ部分もとても小さく目立ちません。窓位置が高くてコネクタに届かない場合は、ちゃんとオプションで補助バトンが用意されています。

バッテリー仕様

気になるバッテリー容量ですが、高さ2000mmの製品を1日1回昇降動作を行った場合、1回の充電で約3ヶ月使用できるそうです。充電もそれほど頻繁にする必要がないのはありがたいですね。

 

新発売!調光タテ型ブラインド「エアレ」

調光タテ型ブラインド エアレ

2024年に新発売された調光タテ型ブラインド「エアレ」も注目の展示でした!実際に触れられるのできっとワクワクされていた方も多いのでは?どこからでも通り抜けられて、風通しもいい・・・バーチカルブラインド(縦型ブラインド)とカーテンを合わせていいとこどりしたようなブラインドです。

エアレ 説明

構造や生地の特性上、完全遮光は無理なこと、生地間にすき間ができたりウェーブが均一にならない場合があること、あとは奥行寸法に注意が必要です。補助金具やスペーサーを利用して、さまざまな取付け方法ができるのですが、U字状の生地を取り付けるので、どうしても奥行寸法が必要になります。

エアレ 奥行

 

まとめ

全部はご紹介できませんでしたが、機能性、デザイン性、施工性、利便性…暮らしが快適になるよう考えられている製品の数々、とても見ごたえのある新製品発表会でした。いろいろな製品を見て触れて、直接お話を聞ける貴重な機会、どれも興味深かったです。

会場には通常のカタログには掲載されていないのですが、木製ブラインド「フォレティア エグゼ」と加賀友禅「工房久恒」がコラボした、とっても素敵なウッドブラインドが展示されていて目を引いたので、ご覧ください。来年も会場に足を運んで、またお伝えできたらと思います!

フォレティア 加賀友禅

フォレティア 加賀友禅 桜

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