政府も普及を促している住宅のZEH（ゼッチ）化。ZEHは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、住宅で使うエネルギーと創るエネルギーをコントロールして、「快適な室内環境」と、「年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下」を同時に実現する住宅のことです。
このZEH化の促進に伴い、HEMS対応のスマートハウスも増えており、今回そのような需要に応えられるようニチベイ（Nichibei）が専用デバイスを発売したので、ご紹介したいと思います！
HEMSってなに？
Home Energy Management System（ホーム エネルギー マネジメント システム）の略称で、「ヘムス」と読みます。家庭で使うエネルギーを把握して、賢く管理することで省エネにつなげる管理システムのことです。
例えば、電力消費量を管理するスマートメーターとつながるHEMS対応機器を導入すると、家中の家電の消費電力を「見える化」して管理できるようになり、節電意識が高まります。外出するときにHEMS対応家電を一括で電源オフにすると、便利なだけではなく、消し忘れなどの電気のムダをなくせるという訳です。
ECHONET Lite対応「ELアダプター」概要
【対応HEMS機器】
株式会社LIXIL製「Life Assist2」
※「Life Assist」は株式会社LIXILの登録商標です。
【対応商品】
・よこ型ブラインド 「セレーノフィット25 電動タイプ マルチ仕様」
・木製ブラインド 「クレール50 電動タイプ マルチIR仕様」
・ロールスクリーン 「ソフィー 電動タイプ サイレント電動式 マルチIR仕様」
・プリーツスクリーン 「もなみ・もなみグランツ シングルスタイル 電動式 マルチIR仕様」
・ハニカムスクリーン 「レフィーナ25・45 標準タイプ/サーモブロックタイプ シングルスタイル 電動式 マルチIR仕様」
【参考価格】
ELアダプター 57,600円／台
USB ACアダプター 4,900円／個 ※オプション部品
（消費税、取付施工費等は含まれていません。）
※ECHONET Lite（エコーネットライト）とは、エコーネットコンソーシアムの商標で、さまざまなメーカーのIoT家電や住宅設備が相互に通信をするための通信規格のこと
「ELアダプター」の特徴
ニチベイの電動製品とELアダプターをつなぐことで、HEMS対応のスマートハウスでエアコンや照明等、家電製品も一緒にまとめて操作ができるようになり、省エネにも役立ちます。
もちろんスマートフォンで操作をすることも可能です。外出先から状態確認もできるので、ブラインドの閉め忘れに対応できるだけではなく、帰りが遅い時の防犯対策にもなります。
また、ELアダプターと無線LANルーター間は無線接続なので配線工事等は必要なく、簡単に接続できます。（ELアダプターと製品本体、複数台制御の場合の本体間は有線接続です。）
まとめ
ニチベイから「ELアダプター」が発売されたことで、ニチベイの電動製品がHEMSに対応したスマートハウスで使えるようになりました。政府も「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」としています。
環境に配慮した暮らしのために、これからますます「住宅の省エネルギー化」が進み、需要も増えると思います。便利なだけではなく、省エネにも貢献できる手段として、広く活用される日がくるといいですね。
関連記事
