インテリア好きの新しい選択肢「窓装飾プランナー」という資格をご存知ですか?
お部屋の雰囲気をがらりと変える「インテリア」。その中でも、ひときわ大きな影響力をもつのが「窓まわり」です。カーテンやブラインド、シェードなど、光や視線をコントロールするだけでなく、空間の印象を大きく左右する重要なアイテムです。
そんな「窓装飾」を専門にアドバイスできるプロフェッショナルがいることをご存知でしょうか?それが「窓装飾プランナー」という資格です。
インテリアコーディネーターや建築士のように、空間づくりを支える専門家の一つとして、今注目されているこの資格。今回は、「窓装飾プランナー」とは何か、そして2024年度より新設された「窓装飾プランナーアソシエイト」についても詳しくご紹介します。
窓まわりのプロフェッショナル「窓装飾プランナー」とは?
「窓装飾プランナー」は、一般社団法人日本インテリア協会(旧・日本インテリアファブリックス協会)によって2014年に創設された資格です。名前のとおり、窓に関わる装飾(=ウィンドウトリートメント)を専門に取り扱うための知識・技能を問う、業界で唯一の専門資格です。
出典:NIF
具体的には、以下のような知識と対応力が求められます:
- カーテン、シェード、ブラインド、スクリーンなどの商品知識
- 遮光、遮熱、防炎、防音などの機能選定
- インテリアや建築に関する基礎知識
- 色彩・デザイン・コーディネート提案力
- 接客・ヒアリング力
購入者は「どのアイテムが部屋に合うのか」「遮光と遮熱は両立できるの?」「ブラインドって手入れは大変?」など、疑問や不安をたくさん抱えています。それに応えるのが、知識と経験を備えた窓装飾プランナーです。
お客様の生活スタイルや要望に寄り添いながら、最適な提案をしてくれる存在は、今後ますます重宝されることでしょう。そして、購入者としても「窓装飾プランナー」が在籍しているお店というのは安心して相談、購入できるひとつの基準にできると思います。
学生もチャレンジできる新制度「窓装飾プランナーアソシエイト」
2024年度より、新たに導入されたのが「窓装飾プランナーアソシエイト」という認定制度です。
これは、将来「窓装飾プランナー」を目指す学生向けの登竜門として設計されたもので、高校・専門学校・短大・大学・大学院などに在籍している『学生』が対象。受験には、在学証明書や学生証の提示が必要です。
試験は90分間のマークシート形式で、主にインテリアの基礎知識が問われます。合格すると「アソシエイト」として3年間の認定を受けられ、以下のような特典もあります:
- 就職活動におけるアピール材料として活用可能
- 資格保有者専用ページで求人情報の閲覧が可能
- 正式な「窓装飾プランナー」資格取得時に試験免除あり
特に注目なのが、認定期間内に本資格を受験する際、記述式40分のみの試験でOKという特典です。一般の受験者は130分(マークシート+記述)なので、これは大きなアドバンテージです。
「興味」から「キャリア」へ。窓装飾の専門資格が広げる可能性
出典:NIF
「窓装飾プランナー」は合格率が30%前後とやや高難度ですが、年齢・性別・学歴・経験は不問。誰でも挑戦できる開かれた資格です。
インテリアの仕事に就きたい方、販売現場でより深い知識を持って接客したい方、建築や空間デザインを学ぶ学生などにとって、自分のスキルを客観的に証明できる資格として非常に有効です。
また、公式サイトでは試験対策テキストや過去問題の解説も購入・閲覧可能なので、まずは資料に目を通してみるだけでも、世界がぐっと広がるかもしれません。
まとめ:インテリアの未来を「窓」からひらく
「窓装飾プランナー」は、ただの資格にとどまりません。生活空間をより快適に、より美しくする提案ができる“プロ”として、社会的信頼も得られる存在です。
そして「窓装飾プランナーアソシエイト」は、これからインテリア業界を志す学生たちにとって大きな一歩となる制度。興味をキャリアにつなげるチャンスです。
▼公式サイトはこちら
窓装飾プランナー|日本インテリア協会