フラットな一枚布をクルクル巻き上げたり、降ろしたり・・・見た目がすっきりしていることでも選ばれることの多いロールスクリーン。本来、日差しや外からの視線を遮るために窓に使用するものですが、意外と窓以外の場所でも使える汎用性の高いアイテムです。そこで今回は、窓以外でどのような使い方があるのか、ご紹介したいと思います。
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間仕切りとして
リビングとダイニングを仕切りたいときや、子ども部屋を2人で分けて使いたいとき、部屋の片隅にワークスペースを作りたいとき。そんな空間と空間を仕切りたい時にロールスクリーンを使うと、大掛かりな工事をすることもなく間仕切りとして使用することができます。
フローリングのリビングの一角に2~3畳の畳スペースがある部屋も最近増えています。このような場合、ロールスクリーンで少し仕切りができるようにしておくと使い勝手もいいのではないでしょうか。
また、住居以外でも、飲食店ならロールスクリーンがあることで飛沫対策のパーテーションとして使用できるのはもちろん、隣りの席の視線が気にならなくできたり、人数に合わせてレイアウト変更をしたいときにも簡単に仕切ることができます。
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目隠しとして
見せたくない、見られたくない場所をさっと隠す。そんな使い方もロールスクリーンは得意です。例えば押入れをクローゼットとして使っている場合、押入れのふすまは引き戸タイプが多く、どちらか片方しか開けられないのが不便ですよね。そこで、ふすまを外してしまってロールスクリーンを設置すると、全体を大きく開けられて、なおかつさっと隠すことができます。もちろん、ドアがついていないクローゼットの目隠しにも最適です。
ほかにもカウンターキッチンのカウンター上部に取り付けると、急な来客で見られたくないキッチンをさっと隠せたり、最近では生活感のある洗濯機や冷蔵庫などの家電製品を敢えて隠してすっきりとミニマルな空間をつくるのに、ロールスクリーンを上手におしゃれに活用している例もあります。
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省エネ対策として
間仕切りの使い方と似ていますが、階段と部屋の間にドアがないときにロールスクリーンを付ける使い方もあります。ドアがないと圧迫感も少なく開放感があるのですが、上からの冷気が入ってきて寒かったり、暖房であたためた空気も逃げてしまいます。夏の冷房にしても冷気の逃げ道があると効きが悪くなります。
なので、ドアの代わりにロールスクリーンを取り付けると、冷暖房効率もよくなり省エネ対策になります。布一枚あるだけで違うのでカーテンを付ける方法もありますが、ロールスクリーンだと必要ないときは上に上げておけるので見た目もとてもスマートです。
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プロジェクタースクリーンとして
平滑で白い表面であれば映像を映し出すことが可能なので、専用のスクリーンでなくても、白いロールスクリーンをプロジェクタースクリーンとして使うことができます。その中でも、もしきれいな投影にしたいなら「白生地」「凹凸が少なく表面が滑らか」「遮光」がポイントです。
更にこだわるなら、タチカワブラインドやニチベイからはプロジェクタースクリーン用のロールスクリーンも販売されています。ロールスクリーンなら、オーダーメイドで希望通りのサイズの映写スクリーンを作ることができるので、理想のホームシアターがつくれるのではないでしょうか。
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まとめ
ロールスクリーンは、機能性もデザイン性も優れていて、窓以外の場所でも利用できるアイテムです。今回4つの使い方をご紹介しましたが、アイデア次第でいろいろな使い方ができるので、ぜひ上手に活用してみてください。
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