アルミだけではない!ブラインドのスラット素材バリエーションまとめ

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「ブラインドのスラット(はね)の素材」というと、やはり最もポピュラーなのはアルミ製かと思います。住宅用のブラインドでも一番スタンダードで、シンプルな充実したカラーバリエーションから、最も人気です。最近では、機能性スラットの素材の種類も増え、選択のバリエーションが増えています。そこで今回は、スラットの素材にはどんな種類があるのかまとめてみました。

 

・アルミ製スラット

スラット バリエーション アルミ製 イメージ
スラットの素材で一番ポピュラーなのはアルミです。水に強く、機能性が非常に高い素材で、最近ではカラーバリエーションが多彩になり、スラットの耐性も向上しており、しなやかで美しいブラインドが実現しています。価格帯も比較的抑えられており、ポピュラーな理由のひとつでもあります。

 

・酸化チタンコートスラット(光触媒スラット)

スラット バリエーション 酸化チタン イメージ
アルミ製のスラットに酸化チタンをコーティングしたものです。酸化チタンには光触媒(※)の作用があり、有害な薬品を使わず、防汚・抗菌・消臭効果を生み出すため、環境にやさしい快適空間を保つことができます。リビング・ダイニング・子供部屋など、汚れが気になる場所におすすめです。しかし、酸化チタンコートのスラットは光触媒の特徴である親水性により、水に濡れるとスラットどうしがくっつきやすい性質があるため、水まわりでの使用は避けた方がいいでしょう。

※光触媒…太陽光や蛍光灯に含まれる紫外線や可視光線の光エネルギーを使って化学反応を起こす触媒の総称です。光触媒の作用により、汚れや悪臭などの有機物を分解し、また殺菌効果によるクリーンな環境を作る特色があります。

 

・フッ素コートスラット

スラット バリエーション フッ素コート イメージ
スラットにフッ素をコーティングしたものです。フッ素コートには、油汚れや水垢などの汚れが付きにくい防汚効果があり、かつ、たばこのヤニや油汚れなども拭くだけで簡単に落とせる特長があります。そのため、お手入れも簡単で助かります。サビやカビなどにも強いので、バスルームやトイレ、キッチンのようないつも清潔に保ちたい場所には特にオススメです。また、日焼けによる退色やサビ、カビにも強い特長がありますので、安心してお使いいただけます。

 

・遮熱コートスラット

スラット バリエーション 遮熱 イメージ
太陽熱反射コーティングを施しており、太陽光の反射効果を高め、室内への熱の侵入を少なくするスラットです。太陽光の中で熱さを感じる「赤外線」を反射して、室内に熱を伝えにくいため、快適に過ごせます。夏の強い日射しや西日のあたる窓にオススメです。また、冷房効率が高まり、電気代の節約に役立ちますので、環境に優しいエコな暮らしを実現します。一般的にカラーの中で反射性が高いというと「ホワイト」ですが、遮熱コートのスラット性能があれば、ホワイトを選ばなくてもご自身の好きなカラーで反射性能アップでき、ブラインドの選択の幅も広がります。

 

・木製スラット

スラット バリエーション 木製 イメージ
天然木を使用したスラットです。無機質になりがちなブラインドが、自然素材ならではの暖かみや、落ち着いた雰囲気や高級感を演出してくれます。最近ではカラーバリエーションが豊富になり、インテリア性の高い木製スラットは人気です。また、アルミ製のブラインドに木目プリントを施した、木目調スラットもあります。

 

・ファブリックス製スラット

スラット バリエーション ファブリック イメージ
ポリエステルなどの布製のスラットなので、主に縦型ブラインド(バーチカルブラインド)に使用されています。機械的なブラインドにやわらかな印象を与えてくれ、光をうまく演出した室内空間を作り出すことができます。布製の製品になりますので、防炎性能を備えたものがあります。レース・ウォッシャブル・遮光など、横型ブラインドではあまり見られない機能性が選べることも特徴です。また、ロールスクリーンと生地を合わせることができるものがあり、お部屋全体をコーディネートでき、インテリアに統一感がでます。

 

・まとめ

スラットのバリエーションを6種類ご紹介しました。その他にも「酸化チタンコート+遮熱コート」や「フッ素コート+遮熱コート」といった上記種類を組み合わせた非常に機能性の高いスラットもあります。酸化チタンやフッ素の性能はそのままに、同時に遮熱性により省エネ効果が期待できるスラットです。もちろん、二重になっても効果はそれぞれ単体での性能と同じ効果があります。豊富な種類がありますが、お部屋の雰囲気、用途、窓の位置など、性能を使い分けて、快適な暮らしを実現してくださいね。