洗練された印象を与えるモノトーンインテリアは、今も根強い人気です。「黒」は重たく感じる…という印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、実は使い方次第で空間を引き締め、居心地の良いスタイリッシュな部屋に仕上がる万能カラーなのです。
今回、黒いブラインドのおすすめスタイルや選び方、空間演出のコツまで、実例とともに詳しくご紹介します。
1.モダンでかっこいい印象をつくる「ブラックブラインド」
黒を取り入れた部屋と言えば、男性のおしゃれでかっこいい部屋のイメージが強いのではないでしょうか。
例1:ヴィンテージ感と調和する黒のハニカムスクリーン

ニチベイ レフィーナ45 H2016(ブラック) 遮光1級
レンガ調の壁紙、黒い革張りのソファーと木の温もりを感じるデスク・・・ヴィンテージモダンな雰囲気の空間に漆黒のハニカムスクリーンを合わせています。素材はポリエステルの不織布なので、無機質になりすぎない温かみを残した、かっこよさと居心地のよさを感じる空間になっています。趣味のものや好きなものを集めて、自分だけのお気に入りのプライベートスペースになりそうです。
例2:ウッドインテリアと調和するマットブラック

タチカワブラインド アフタービートエグゼ35 AB-285(マットブラック)
落ち着いたウッド家具にマットブラックのブラインドを合わせたワークスペースです。こだわりのある大人の男性を感じさせる空間になっています。スラットに穴が開いていないタイプのブラインドなら、穴からの光漏れも防いでくれるので、パソコン操作も快適です。
2.ホテルライクな「高級感」を演出する黒の使い方
「黒」のイメージとして「高級感」を感じる方も多いと思います。窓辺に落ち着いた黒のブラインドを合わせると、ホテルライクなワンランク上の上質な空間にしてくれます。
例1:ブロンズブラックで上質感を

タチカワブラインド パーフェクトシルキー T-2527(ブロンズブラック)
重厚感あるアルミブラインドでも、ブロンズ系の黒ならやわらかく、上質なホテルのような空間に。スラットに穴のないタイプで、遮光性もばっちり。寝室にもおすすめです。
例2:プリーツスクリーンでしっとり落ち着いた黒を

タチカワブラインド フィーユ PS-7336 ヴォレ(ブルーグレー) 遮光2級
はっきりした黒ではなく、黒に近いグレー系のプリーツスクリーンを採用することで、視覚的にも柔らかさを演出。同系色の家具やファブリックとまとめれば、気品ある統一感が生まれます。
3.ミニマルで心地よい空間に。「シンプルな黒」の魅力
「黒」を選ぶ理由にシンプルさを求めるケースもあるでしょう。モノトーンですっきりとまとめられた部屋は気持ちがいいものです。
例1:統一感のある縦型&ロールスクリーン

タチカワブラインド ラインドレープ/ラルクシールド LD-6427(ミッドナイト) 遮光1級
大きなテラス窓にはバーチカルブラインド(縦型ブラインド)、小窓には同生地のロールスクリーンを使用。縦のラインとすっきりした無地で、黒でも重さを感じさせず、統一感のある空間に仕上がります。
ベッドサイドのラグとベッドのリネン類もグレーの濃淡でニュアンスを出しつつ、ペールピンクのクッションが差し色になって優しい雰囲気にしてくれています。
例2:濃いウッドブラインド×ホワイトインテリア

TOSO ベネウッド50T コルト TM-2409(ダークウッド)
黒に近い濃い色のウッドブラインドです。木製だと重厚感が出がちなウッドブラインドも、壁や調度品、ベッドリネンもホワイト系にすることで、明るさと抜け感が出てナチュラルモダンな印象に。
壁のペンダントライトや額のフレームには黒を、リネンにはグレーのボーダーを入れることで程よく引き締まっている印象です。小物で黒やグレーを差し色に使えば、全体のまとまりも生まれます。
例3:和紙調の黒×白でつくる、やさしい大人カジュアル

TOSO しおり25 TP-7083(くろ)
和紙の風合いを再現した黒いプリーツスクリーンは、上部に白いシアー生地が組み合わさることで、黒でも圧迫感がなく、柔らかい印象に。チェアやラグは白でまとめ、ガラスのサイドテーブルやベージュの壁をアクセントに使えば、透明感と温もりのバランスが絶妙な“大人カジュアル”な空間に仕上がります。和の素材感×モダンな黒のコントラストで、上品さと遊び心のあるコーディネートが楽しめます。
4.印象を変えて楽しむ「動きのある黒ブラインド」
窓辺に変化が生まれることで、部屋がさらにおしゃれにセンスアップできる、「黒」のブラインドをご紹介します。
例1:レーザーカットで影もデザイン

TOSO デュアルシェイプ styleD TF-6020(チャコール)
ルーバー(羽根)の両端に動きのある形にレーザーカットが施されています。日差しで美しい影を映すユニークな縦型ブラインド(バーチカルブラインド)です。全部で4タイプのカットデザインがあります。シンプルな黒に、芸術的な動きと光のコントラストを加えて、窓辺をより魅力的に演出します。
例2:調光ロールスクリーンで表情豊かに

タチカワブラインド デュオレ RS-565(チャコール) 遮光3級
ドレープ(厚地)とレースがボーダーになっていて前後に2枚重ねている調光ロールスクリーンと呼ばれている製品です。生地をスライドさせることで光を調整することができます。黒に近いチャコールグレーのスクリーン生地に、落ち着きを感じさせるベッドまわりでシックな大人の雰囲気の部屋になっています。
前後のドレープで全閉にすると黒の濃淡があるボーダー柄、レースを開けて採光できるようにすると黒と白のコントラストがきれいなボーダー柄になり、2つの表情が楽しめます。
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まとめ
「黒」を取り入れた部屋は、黒が多いほどスタイリッシュな印象になるように、黒の分量の多さで大きく印象が異なります。また、狭い空間に多く使うと圧迫感を感じてしまう場合もあります。
基本は「白い壁×黒いブラインド」で黒の分量も多すぎず、調度品の色合いを変えることで好みのイメージに近づけることができると思います。あとは、黒×茶でモダンにかっこよくまとめたり、黒×白×ベージュで優しさも加えたり、「黒」を上手に使っておしゃれで居心地のよい部屋をつくってください。
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