4月は新学期や新年度、入学・入社を迎える方が多く、3月は入寮や新生活に向けて引っ越しをされる方も沢山いらっしゃるかと思います。この人生の節目ともいえる3・4月を、インテリア業界では「インテリア月間」として定めており、1994年に4月10日を「4月10日はインテリアを考える日」として制定されました。春の陽気なこの季節に、新しい生活とともにインテリアについて考えてみませんか?
・4月10日はインテリアを考える日
インテリアファブリックス関連販売メーカーの集まりである「一般社団法人日本インテリアファブリックス協会(NIF)」は、多くの人々に自宅のインテリアについて考えていただきたいという願いを込めて、4月10日を「4月10日はインテリアを考える日」として定められました。
4月は季節の変わり目であり、入学・入社・新学期などの新生活が始まる月。10日は「じゅう」という読みから「住」を連想してもらうことで、変化する生活環境に合わせて、新しい生活空間にどんなインテリアが合うか考えたり、身の回りのインテリアを見つめ直すきっかけにして欲しいという思いから「4月10日」が選ばれています。この記念日のロゴマークには、窓辺のカーテンと花咲くチューリップが用いられており、春の陽気さと新しい生活を予感させるマークになっています。
4月10日はインテリアを考える日
https://www.nif.or.jp/410
・生活の変化
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、私たちの生活は大きく変化してきました。仕事へのテレワークの導入や外出への自粛、消毒・マスクを付ける感染症対策など、其々で拡大を抑える対応を続けてきたと思います。しかし、ウイルスの拡大はとどまることを知らず、今も世界各地で広がりを続けています。私たちの感染拡大防止への取り組みは、これからも続けていく必要があるでしょう。けれど、終わりの見えない状況が続いていくことで、私たちは気持ちの面で余裕を失いつつある気がします。
そうならないためにも「安全」で「快適」な生活空間を作ってみてください。抗菌・抗ウイルス製品(インテリア)の購入、リラックスできる空間への模様替え、スペースや導線確保のためのリフォームなど方法は様々あります。長時間過ごす生活空間だからこそ、気を張り詰めなくてすむ空間、居心地のいい空間は、心と体を豊かにしてくれると思います。このような厳しい時期だからこそ、暮らしを見直したいという方達も”今”増えてきています。
・窓辺を変えるとお部屋も変わる
新生活の始まるこの4月に、身の回りのインテリアを少し見直してみませんか?「インテリアを考える」と聞くと大袈裟にきこえてしまいますが、季節を感じる小物を取り入れてみる、家具の配置を変えて歩きやすくする、お部屋に少し緑を取り入れてリフレッシュできる空間にしてみるなど、身の回りにちょっと変化を加えてみるのです。すると、ちょっとした事でも、家で過ごす時間が以前よりも増えたことで、気持ちに大きな変化を与えてくれることを実感できると思います。
もし、室内の印象を大きく変えたいと考えられた場合は、壁・床・窓周りなどを替えてみてください。これらは室内で占める面積が大きいので、室内の印象を大きく変えてくれます。しかし、壁や床を手軽に替えることは難しいでしょう。そんな時は、窓周りやラグなど比較的替えやすく、面積が大きい部分を替えてみて下さい。部屋の雰囲気がガラリと変わってくれるので、気分も明るくなり、室内へ戻るのが待ち遠しくなるのではないでしょうか。
・まとめ
室内の印象を手軽に変えられるのが「窓辺」。カーテンやブラインドを変えるだけで、光の入り方やお部屋全体の雰囲気が一変します。また、植物やアートを取り入れる、家具の配置を変えるといった小さな工夫でも、暮らしに彩りと新鮮さが生まれます。
インテリアは単なる“飾り”ではなく、毎日の気分や心の安定に深く関わる「生活の質」そのもの。だからこそ、何気ない日常のなかでこそ、「今の暮らしに合った空間ってなんだろう?」と立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
季節や行事に左右されず、いつでも始められる“インテリアの見直し”。ぜひ、あなたの暮らしの中にも、その視点を取り入れてみてください。