窓枠の中に取付けるブラインドを作成したいのだけど、ピッタリのサイズを作成したいのに、なぜ窓枠の内側実寸から幅・高さ（丈）ともに「1cm」引く必要があるの？と疑問を持たれる方がいらっしゃいます。サイズの測り方については以前にも紹介しましたが、意外と聞かないとわからないその理由についてご説明します。
・幅から「約 1cm」引く理由
こちらはズバリ、ブラインドを設置した際に左右に「約 5mm」づつの余裕を持たせるためです。ブラインドが勢いよく降りてしまった際は、降ろした勢いでブラインドが左右に振れやすく、窓枠に当たりやすくなります。その接触を避けるためと、築年数の経った建物は窓枠に多少の歪みが起こりやすく、ブラインドが窓枠に入りきらない事などを避けるための理由も含まれています。
※窓枠にゆがみがないかを確認するためにも、設置する各窓ごとに、窓枠上部、下部、中間部など数ヶ所測っておきましょう。
・高さ（丈）から「約 1cm」引く理由
こちらの理由は、ブラインドを開けた時のサイズ（スラットを平行にした状態）を製作サイズとして指定しているからです。つまり窓枠内側の高さ（丈）ピッタリのブラインドを作成すると、スラットが平行の状態なら窓枠にピッタリ入るけれど、スラットを傾けて閉じようとすると、窓枠に当たってうまく閉まらない状態になるからです。また、ブラインドが勢いよく降りてしまった際に、下の窓枠にブラインドが当たるのを防ぐ理由も含まれています。
・高さ調整機能
しかし、ニチベイ・トーソー・タチカワブラインド取り扱いの現在の横型ブラインドは、取り付けた後も高さを調整することができます。メーカーや製品によって調整方法・調整できる長さは異なりますが、だいたい1ピッチ分が短くできるようになっているようです。
ニチベイ:ボトムレールの高さ調整ダイヤルをマイナスドライバーで90度ずつ調整します。
TOSO（トーソー）:ラダーコードをボトムカバーから調整したい長さだけ引き出します。
タチカワブラインド：ボトムレール裏のテープホルダーをマイナスドライバーなどで回します。
※ご使用の製品により、調整方法は異なります。詳しくは商品に添付されている説明書をご確認いただくか、各メーカーサイトにて取扱説明書をダウンロードしてご確認下さいませ。
・まとめ
いかがでしたでしょうか？理由がわかれば、なるほど！と思っていただけるかと思います。また、オーダーで作成したブラインドの高さ（丈）は、スラットの間隔により、ご注文の際の高さ（丈）と多少の誤差が出る場合があります。ブラインドを取り付けたら思った以上に長かったり、窓枠に当たってスラットが閉まりにくい時などは「高さ調節機能」で誤差を調整することができますので、ご利用ください。
