ブラインドのように光を調節できる、調光ロールスクリーンとは?

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ロールスクリーンのようにすっきりとした見た目で、布地(ファブリック)なのに、ブラインドのように外から室内に入る光の量を調節できる「調光ロールスクリーン」と呼ばれる製品があります。

光を透過する部分と透過しない部分を組み合わせたスクリーンになっており、生地の重なり具合から、室内へ差し込む光の量を調整できる仕組みになっているのです。今回はこちらをご紹介いたします。

調光ロールスクリーン クエンテ タチカワブラインド

 

・調光ロールスクリーンとは?

アルミブラインドを取り付けた場合、アルミの素材感から室内がオフィスのような印象になりやすくなります。しかし、調光ロールスクリーンはファブリック生地からできているため、すっきりした印象はそのまま、室内を柔らかく優しい印象にしてくれる窓装飾品です。1番の機能は、室内に取り入れる光の量を調節できる点です。光を多く取り入れたい場合は、透過性のある生地同士が重なるように調節し、外からの視線を遮りたい場合は、透過性のない生地が見えるよう調節することで、ブラインドのように光を調光することができます。

また、調光ロールスクリーンはファブリック生地を使用しているため、模様をプリントされた生地やグラデーションの入った生地など、アルミブラインドとはまた違った、遊び心のある生地を選ぶことができるようになっています。なお、調光ロールスクリーンの仕様には「スライド仕様」と「立体仕様」の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

調光ロールスクリーン フルール TOSO

 

・スライド仕様

前後2枚に重ねたボーダー生地をスライドさせることで、ブラインドのように外の光の量を調整することができるタイプです。ボールチェーン(またはコード)を引くだけで調光・昇降操作をすることができ、大きな窓でも簡単に操作できるので、とても扱いやすくなっています。

デメリットとなる部分は、ボーダー生地をスライドさせているため、光を最大まで採光できる状態にした場合でも、視界の半分はボーダーの生地に隠される状態になります。

調光ロールスクリーン スライド仕様 タチカワブラインド 開閉操作画像

 

・立体仕様

フロントレース生地とバックレース生地の間に、スラット生地と呼ばれる調光用の生地を挟んだタイプになります。この調光用生地の角度をブラインドのように変えることで、外から入る光の量を調整することができ、スライド仕様と比べると、より多くの光を採り入れることができます。また、2層のレース生地を通すことで外からの光が柔らかくなり、心地よい空間を演出してくれます。

デメリットとなる部分は、調光した際に、調光用生地の幅分が前に出てくることで圧迫感を感じることや、取り付け場所の奥行を確保する必要があること、スクリーンを一番下まで降ろした状態でないと調光操作ができないことなどになってきます。

調光ロールスクリーン 立体仕様 ニチベイ 開閉操作画像

※2020年2月現在、TOSOとニチベイで取り扱いが行われています。

 

・まとめ

調光ロールスクリーンをご紹介いたしました。フラットな生地で窓辺をすっきり見せてくれ、室内に入る光の量を調節できる、まさに布製のブラインドと呼べるロールスクリーンです。操作が単純で扱いやすく、デザイン性が高い製品ですので、様々なお部屋に採用しやすいのではないでしょうか。