小さな子どもがいても安心のブラインド選び

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子どもに安全なブラインド ロールスクリーン

小さい子どもがいるご家庭では、不意のケガや事故など、家の中でも心配することが多いですよね。ブラインドにおいても、各メーカーともチャイルドセーフティ対策には積極的に取り組んでいますし、2017年12月にはブラインドのひも(操作コードやチェーン)がJIS規格制定されました。(参考:https://blind-mart.com/guide/2347/

それでもついつい忙しくて操作コードをクリップで留め忘れてしまってヒヤッとするようなことが起こらないように、また、大きなケガにはつながらなくても子どもが怖い思いをすることがないように、どのようなブラインドを選べばより安全なのか、ご紹介したいと思います。

 

コードレス

思わぬ事故を防ぐ方法のひとつは、事故の原因となるコードをなくしてしまうことです。コードレスなブラインドとしては、大きく3つ挙げることができます。

・バトン操作タイプ

縦型ブラインド(バーチカルブラインド)のバトン式と呼ばれる、ルーバー(羽根)の角度調整も開閉も1本のバトンで操作するタイプです。棒が1本ついているだけなので、子どもの手が届かない長さを指定することもできますし、子どもに紐が絡まってしまう心配もありません。

バーチカルブラインド 縦型ブラインド バトン式

・グリップ操作タイプ

ロールスクリーンやプリーツスクリーンに使用されている操作部分がグリップ状になっているタイプです。操作コードがないので、見た目もスッキリとシンプルな印象です。ロールスクリーンならグリップを軽く引くだけで簡単に昇降操作ができます。プリーツスクリーンは、グリップをつまんで好みの位置へ自由に昇降できます。

ロールスクリーン プリーツスクリーン グリップ操作

・電動操作タイプ

横型ブラインドや縦型ブラインド、ロールスクリーンなどブラインド製品では、電動で操作できるタイプが販売されています。価格は少し高くなりますが、リモコンだったり、壁かけのコントローラーで操作ができるので、コード類が一切なく安心な上、大きな窓でも操作が楽にできます。

ブラインド 電動操作

 

 ループレス

ブラインドのコードの輪っかをなくすことで絡まる心配をなくして、家庭内でヒヤッとすることを防ぐことができます。そのようなループレスなブラインドとしては、主に2つあります。

・スプリング操作タイプ

ロールスクリーンのスプリング式(プルコード式)と呼ばれる操作方法です。スクリーンのボトム中央から垂れ下がる1本のコードの先端につまみ(プル・プルボール)がついているタイプです。操作も簡単で、プルコードを真下に引いて手を放すとその位置で止まり、少し真下に引いてから手を放すとゆっくり巻きあがっていきます。腰高窓にもおすすめの操作方法です。

ロールスクリーン スプリング式 プルコード式

・スマートコード式

ニチベイのロールスクリーン・ソフィーで採用されている操作方法になります。スクリーン横からコードが下がっているのですが、小さな子どもが手の届かない高い位置に、ループ状ではなく1本のコードにプル(つまみ部分)が付いています。コードを片手でくり返し下に引くと引いた分だけ上昇し、少し引くと自動下降する簡単操作です。
このニチベイのスマートコード式は、「子どもたちが安全に暮らす」をテーマのひとつとする「第10回キッズデザイン賞」を受賞した、ニチベイオリジナルの操作方法です。

ロールスクリーン ニチベイ スマートコード式

 

コードすっきり

コードはあるけれど、危険が少なく簡単にすっきり収納できるブラインドも、小さな子どもがいる家庭におすすめできるひとつです。

・ワンポール式

横型ブラインドのワンポール式(マルチポール式)は、コードがすっきり収納できるブラインドになります。ポールの中にコードが通っていて、開閉・昇降操作が一体型の操作方法です。ブラインドを降ろしているときはポール内にコードが納まっている状態なので、コードによる危険はありません。ブラインドを上にたたみ上げたときは、上げた分だけコードが下がるのですが、ポールにコードフックが付いているので、ここにコードを巻きつけると子どもの手が届かない高さに固定できるので安心です。

横型ブラインド ワンポール式 マルチポール式

まとめ

小さな子どもがいると家の中でも心配が増えるもの。ブラインドを選ぶときは、窓の形状や用途、ライフスタイルに合わせて、「ループレス」「コードレス」「コードすっきり」をポイントにして選んでみてはいかがでしょうか。家族の風景をやさしく見守りつづけてくれるような、より安心安全なブラインドを見つけてください。