すっきり、おしゃれなイメージがあるブラインド。すでにカーテンレールが設置されていたり、勝手に穴をあけられなかったり、賃貸住宅だからと取り付けを諦めている場合もあるのではないでしょうか?
「カーテンレールがあるからカーテンを選ぶ」のではなく「カーテンレールがあるからブラインドが選べる!」今回は、賃貸住宅でもブラインドの取り付けを諦めなくていい!ブラインドの選び方などについてご紹介します。
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ブラインドの魅力とは?
カーテンとは違うブラインドの魅力ってなにでしょうか?それは、外からの視線を遮りながらも光を風を通せることです。
カーテンの場合、開けると室内が丸見えになるし、締めていると風を通しにくいですが、ブラインドの場合、スラット(羽根)の角度を変えるだけで、手軽に光をコントロールできて、室内の明るさを保ちつつ、スラットの間から風を通すことができます。また、角度を調整することにより、視線をコントロールすることもできます。
逆に言えば、光と風を完全に防ぐことは苦手とも言えるのですが、最近では昇降コードを通す穴がない遮蔽性の高いブラインドもありますし、例えば奥のレールにはブラインド、手前のレールにはカーテンと二重掛けにすると機能性、装飾性も向上します。
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賃貸には、どんなブラインドを選べばいい?
ブラインドと一口で言っても、いろいろな種類があります。ベネシャンブラインドとも呼ばれる横型ブラインドの中でも「アルミ製横型ブラインド」と「木製横型ブラインド(ウッドブラインド)」、あと一つは布製のルーバー(スラット)が主流の「縦型ブラインド(バーチカルブラインド)」と、大きく分けると3つになります。
では、賃貸の場合などで、穴をあけることができない場合など、カーテンレールに取り付けたいときはどれを選べばいいのか?最も最適なのは「アルミ製 横型ブラインド」です。
木製ブラインドの場合、製品自体の重量があり、カーテンレールへ負荷がかかるため、取り付けはおすすめできません。また、縦型ブラインドも構造上取り付けが難しいのが現状です。
一方、アルミ製ブラインドの場合、重量が木製ブラインドや縦型ブラインドと比較し軽量なため、カーテンレールへの負荷が少なく適しています。
「アルミのブラインドってオフィスなどで使っている無機質なイメージがする・・・」とおっしゃる方がおられるも知れませんが、最近は、アルミ製のスラットに木目調のプリントを施したものや、絵柄がプリントされたものなど装飾性に優れたものもあります。
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サイズの測り方は?
カーテンレールが付いている場所によって変わってきます。
・カーテンレールが窓枠の外側(壁面)に付いている場合
専門用語でいう「正面付け」です。この場合、窓枠のサイズより大きく作ると光漏れも少なくなるので、横幅なら窓枠より5~10cm大きく、丈(高さ)は窓枠ではなくカーテンレールの下端からの長さを測っていただき、腰窓なら同じく5~10cm大きく、掃きだし窓なら床から1cm短く作るといいでしょう。
・カーテンレールが窓枠の内側(天井面)に付いている場合
専門用語でいう「天井付け」です。この場合、横幅は窓枠内側実寸から1cm小さく、丈(高さ)はカーテンレールの下端から窓枠の下までを測った寸法より1cm短くして作ると綺麗に仕上がります。
両者共通して注意が必要なのは、カーテンレールの幅と丈の測り方です。
まず、カーテンレールの幅ですが、カーテンレールのキャップにも輪っかがひとつ付いている場合があると思います。この出っ張りがあるためブラインドが付けられません。ですので、両キャップ間の長さが通常は最大幅になります。どうしてもそれより長くしたい場合は、両側のキャップを外してしまう方法もあります。
次に、丈の測り方です。上の説明でも触れましたが、測る位置がポイントです。正面付け、天井付けともに、窓枠やカーテンレールのランナーの下端からではなく、カーテンレールの下端から長さを測ってください。
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カーテンレールへの取付け方法は?
実はとても簡単に取り付けることができます。国内大手ブラインドメーカー3社(タチカワブラインド・ニチベイ・トーソー)ともに、カーテンレールビス(レール取付金具)と言う部品を販売しています。また、ブラインドと同時に注文すると無料で付いてくるので、カーテンレールに取り付けたい場合は忘れずに注文してください。
ブラインドが届いたら、カーテンレールのキャップとランナーを外して、カーテンレールビスにブラケット(ブラインド取付金具)を仮止めし、レールに差し込み位置を決めて固定したら、ブラケットをビス止めした時と同じ状態の出来上がりです。あとはブラインドをガチャンと取り付けたら完成です!
使う道具はドライバーだけ。サイズが大きくて重い時は2人以上での作業が必要ですが、小さい物なら女性1人でも取り付けることができます。以前、「カーテンレールに取り付けできるブラインド」として取り付け方法を詳しく紹介していますので、是非ご参考くださいませ。
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まとめ
賃貸住宅の場合でも、カーテンレールを活用することでブラインドを取り付けることができることをイメージしていただけましたでしょうか?すっきりシンプル、そしてスタイリッシュに窓辺を飾ってくれるブラインド。もちろん、賃貸住宅でなくても、カーテンレールをそのまま利用できるとお部屋の模様替えなどイメージチェンジも気軽にできるのではないでしょうか?ぜひ、カーテンレールを活用して、憧れのブラインドを取り付けてください。
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