今年の注目カラー「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2025」が、パントン社(Pantone)から発表されました。昨年はふんわりとした優しい色合いの「ピーチファズ」でしたが、今年は温かみを感じるマイルドなブラウン「モカ・ムース」が選ばれました。様々な業界に影響を及ぼす「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー」、今年の注目色をご紹介いたします。
・PANTONE 17-1230 モカ・ムース
昨年も温かみを感じる色が注目色でしたが、今年は豊かさを感じられ、チョコレートやコーヒーのおいしさを連想させる「モカ・ムース」が選ばれました。心地よい暖かさを持ちながらも、繊細な優雅さと感覚の豊かさを感じることができる「モカ・ムース」は、親しみやすい中にも、リッチで贅沢な色合いになります。この色は、私たちの心地よさへの欲求に応え、癒しを与えてくれる色合いになるそうです。
「日々の楽しみを求める私たちの欲求に支えられた「PANTONE 17-1230 モカムース」は、思慮深い贅沢さを表現しています。洗練されて、豪華でありながら、気取らないクラシックな「モカ・ムース」は、控えめで落ち着いたイメージから、野心的で贅沢なイメージまで、私たちのブラウンのイメージを広げてくれます。」とエグゼクティブ・ディレクターのリアトリス・アイズマン氏は語られました。
・心地よさと快適な印象をもつブラウン
ブラウンは木や土など自然の色として日本人の間で親しまれてきた色です。自然の色に近いため、和室から洋室までどんなお部屋のインテリアにも調和することができる存在です。また、緊張を和らげたり、温もりを感じさせるなど、気持ちを落ち着かせて安定感を出す色であり、堅実さや忍耐力、責任を自覚させる効果があります。
まろやかなブラウンのブラインドなら、床材や木製の家具に違和感なく溶け込みながらも、シックやモダンな印象を残しつつ、温かみを演出できます。また、落ち着いた色合いはブラインドのシャープさをマイルドな印象に変えてくれるので、金属の質感をより抑えながら、インテリアとして上品に窓辺を彩るでしょう。
・まとめ
パントン社が発表した2025年のテーマカラーは「モカ・ムース」でした。これまでに発表されてきた印象的なカラーからは一転して、様々な色と調和がとれるマイルドなブラウンが選ばれるかたちになりました。今年のカラーが発表されたことで、アート業界やエンターテイメント産業、ファッション、デザインなど様々な業界で注目カラーとしてこれから影響を及ぼしていく事になるでしょう。今年のテーマカラーとして、小物やインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか?
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