アルミブラインド(操作方法:ポール式)には「ストッパー」と呼ばれる、ブラインドを昇降した際に任意の位置でブラインドを固定するための部品が使用されています。この部分が摩擦によって昇降コードを固定し、ブラインドを止めることができるのですが、ブラインドを長期間使用したり、頻繁に昇降操作することで自然と摩耗してくる部分になります。ニチベイではストッパーの交換方法を公開されていますので、こちらをご紹介致します。
※難易度は高度(☆3段階表示中の☆3)になり、ある程度ブラインドの構造が分かっている上級者向けの内容です。
・ストッパーを交換する前に
ストッパー交換のために、新しいストッパーを用意しましょう。現在使用しているアルミブラインドを室内側正面から見て、ヘッドボックスの左側底面、または裏面に製品情報を記載した「メンテンスシール」が貼付されています。こちらに記載されている「メーカー名」「年月」「品名」、もしくは「JNo.(受注番号)」をブラインド購入店やブラインド販売店に伝えていただくと、製品に合ったストッパーを購入できるはずです。
※平成6年4月以降の製品に貼付されています。
・ストッパー交換方法
対応製品:セレーノオアシス、セレーノフィット、ユニーク
対応操作方法:ポール式
必要工具:ラジオペンチ
1.製品の操作側(右操作は右側)のボックスキャップを外し、シャフトを操作側へスライドさせて抜いてください。
2.コード止めキャップから、コード止め本体をラジオペンチなどで押し下げる、もしくはコード止めキャップを手で押さえながら、補助コードを下に引っ張ってコード止め本体を取外します。昇降コードの結び目を解き、ストッパーが取り出せる位置まで昇降コードを抜きましょう。
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※セーフティーコード止めを使用している場合
1.昇降コードを外側に引っ張るように引き、コードホルダーを取外します。
2.昇降コードの結び目を解きます。
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3.スペーサー部分を横にスライドさせて、古いストッパー部分を取外します。
4.新しいストッパーに昇降コードを通し直し、交換します。下記の図を参考に、ストッパーへの昇降コードを通す位置を確認ください。
5.「3.」でスライドさせたスペーサーを元の状態に戻し、ストッパーを固定します。
6.ストッパーから出ている昇降コードの長さを調節します。
①昇降コードを引っ張り、ブラインドが水平か、昇降コードのたるみが無いかを確認して、図のように約10mmほど昇降コードが残るよう結び目を作ります。
②コード止めキャップに昇降コードを通したあと、コード止め本体の溝に昇降コードを挿入します。
③結び目部分をコード止め本体に納め、コード止め本体をコード止めキャップにはめ込みます。この際、コード止め本体の凸部(A)とコード止めキャップの凹部(B)の位置を合わせ、確実に嵌合させて下さい。
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※セーフティーコード止めを使用している場合
1.昇降コード端部に結び目を作った後、図のようにコードホルダーに昇降コードを納めます。
2.コードホルダー下部のツメ部をセーフティーコード止め本体下部の四角穴に引っ掛けて、コードホルダー上部を横から押し込むようにはめ込みます。
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・まとめ
ニチベイのアルミブラインド(ポール式)のストッパー交換方法をご紹介致しました。ブラインドが止まりにくい時は昇降コードの劣化が原因の事が多いですが、ストッパーや他の原因が絡んでくる場合もあります。ブラインドの状態を確認し、問題箇所を突き止めてから修理作業を行いましょう。
※修理や調整に伴う事故・製品の破損につきましては、弊社は責任を負えません。ブラインドメーカーに問い合わせするなどして、可能な作業かを確認のうえ、慎重に作業を行いましょう。