「すっきり見えるブラインドに憧れるけど、賃貸だから無理かな…」と諦めていませんか?
カーテンレールや突っ張り式の取り付け方法を活用すれば、賃貸住宅でも穴をあけずにブラインドを設置することが可能です。
この記事では、「賃貸でもブラインドを取り付けたい」という方に向けて、おすすめのブラインドの種類・取り付け方・測り方のコツまで詳しく解説します。
この記事は誰の・どんな悩みを解決する?
- 賃貸入居者:原状回復のため穴あけ禁止。でもブラインドを諦めたくない。
- 既存レール利用派:カーテンレールが既にあり、レールにそのまま付けたい。
- 工具・DIYに不慣れ:最小限の道具で、短時間で設置したい。
- 見た目重視:すっきり・おしゃれな印象と視線・採光の微調整を両立したい。
ブラインドの魅力とは?カーテンとの違いを解説
ブラインドは、視線を遮りながら採光や風通しを調整できる点が最大の魅力です。スラット(羽根)の角度を変えるだけで、下記のような柔軟なコントロールが可能になります。
- 光の量や方向を自在に調整できる
- 光や視線をコントロールしつつ風を通せる
- 外からの視線を遮りながら室内を明るく保てる

逆に言えば、光と風を完全に防ぐことは苦手とも言えるのですが、最近では昇降コードを通す穴がない遮蔽性の高いブラインドもありますし、例えば奥のレールにはブラインド、手前のレールにはカーテンと二重掛けにすると機能性、装飾性も向上します。
賃貸でも安心!ブラインドの取り付け方法2選
1. カーテンレールに取り付ける

もっとも手軽に取り入れられる方法が既存のカーテンレールに取り付ける方法です。専用の「レール取付金具(カーテンレールビス)」を使えば、穴あけ不要で設置できます。
▼対応ブラインド
- 軽量なアルミ製 横型ブラインドが最適
- 木製や縦型ブラインドは重さ・構造の都合で不可
▼取り付け手順(簡単3ステップ)
- ランナーやキャップを外す
- カーテンレールビス+ブラケットを取り付け
- ブラインド本体をセット
カーテンレールへの取り付けは、ドライバー1本で設置可能!小型サイズなら女性ひとりでも簡単にできます。
▶ 参考記事 : ブラインドをカーテンレールに取り付けるには?
2. つっぱり式ブラインドを使う

壁にもレールにも頼らず、窓枠内で完結するのが「つっぱり式ブラインド」です。バネやアジャスター機構で突っ張るため、賃貸でも安心して取り付け可能。工具不要で設置でき、引っ越し時もすぐ外せます。
▼こんな人におすすめ
- 窓枠内にブラインドを収めたい
- 穴あけ不要でDIYに不安がある
- 賃貸で原状回復を徹底したい
▼注意点
- 凹凸のある壁紙や、布壁、土壁やベニヤなどのザラザラした面には取り付けられません
- 窓枠の奥行きが狭すぎると設置できないことも
- 大きい窓の場合は非対応の場合あり、製作可能サイズの確認を!
賃貸におすすめのブラインド種類とは?
| 種類 | 特徴 | 賃貸への適性 |
| アルミ横型ブラインド | 軽量・安価・採光調整がしやすい | ◎ |
| ウッドブラインド | 高級感あり・重量ありカーテンレール取付は非推奨 | △(つっぱり式不可) |
| 縦型ブラインド | スタイリッシュだが重量あり設置幅も必要・穴を開ける必要もあり | △ |
| ロールスクリーン | カーテン感覚で使える、つっぱり式対応製品もあり | ○(製品により) |
オフィスに使われているような無機質なイメージが強いアルミブラインドも、最近は木目調のプリントを施したものや、絵柄がプリントされたものなど装飾性に優れたデザインのものもあります。

カーテンレールに取り付ける場合の測り方
賃貸でブラインドを付けるときは、カーテンレールを利用できるのが大きなメリットです。ポイントは「どこを基準に測るか」。”丈(高さ)”は必ずカーテンレールの下端から測ることが基本で、ランナーの下端ではない点に注意しましょう。
- 正面付け(レールが窓枠の外側)
横幅は窓枠より左右に5〜10cm大きめに、丈は腰高窓なら窓枠より+5〜10cm、掃き出し窓なら床から1cm短く仕上げます。 - 天井付け(レールが窓枠の内側)
横幅は左右の固定ランナー間以内、丈はレール下端から窓枠下まで−1cmで計算します。

横幅については、取り付け面のカーテンレールに凹凸があるとブラインドを設置できないので、レール左右の固定ランナー間が最大製作可能幅になります。幅を測るときは必ず確認してください。でも、どうしてもそれより長くしたい…そんな時は、両側のキャップを外してしまう裏ワザもあります。
また、奥行きが足りないと取り付けできない場合もあるため、事前に窓枠の奥行きチェックや、レールの強度(耐荷重)の確認も忘れないようにしてください。レールにぐらつきがある場合は要注意です!
取付けステップ(ダイジェスト)
レール取付け
- ランナー取り外し
- レール取付金具+ブラケットをレールにセットし位置決め
- 固定後、本体を装着→動作確認
つっぱり式取付け
- 取付面を清掃・乾燥
- 受け部品を両面テープ接着→水平確認
- 本体を装着、テンションを掛けて固定する
よくある質問(FAQ)

Q.カーテンレール取り付けか、つっぱり式、どっちが安全?
レール取付が基本安全側ですが、枠内条件が良ければつっぱり式も選択肢。どちらもアルミ横型で軽量化が鍵です。
Q.レースや遮光性が心配。
ブラインドとカーテンの二重掛けで解決します。奥:ブラインド(調光)/手前:カーテン(遮光・装飾)が定番です。
Q.つっぱり式は外れませんか?
採寸、取り付け面、取り付け方法が適正であれば、通常の使用で落下する心配はありません。ただし、この3点が正しくない場合は落下する危険があります。
番外編:レールを外してすっきり見せたい方へ

「もっとスッキリ見せたい」「固定をしっかりしたい」という方は、カーテンレールを外してブラインドを直接取り付ける方法もあります。
この方法なら、ブラインド上部のすき間が減り、光漏れを抑えて一体感のある仕上がりに。特にウッドブラインドや縦型ブラインド(バーチカルブラインド)など重量のあるタイプでもしっかり固定できます。
ただし、ビス止めが必要なため賃貸では原則NG。分譲マンションや持ち家で、下地の強度を確認のうえ行いましょう。
まとめ
賃貸でブラインドを諦める必要はありません。カーテンレール取付かつっぱり式を使えば、原状回復に配慮しつつ“すっきり・おしゃれ”な窓辺を実現できます。迷ったらまずは軽量なアルミ横型ブラインド+レール取付。条件が整う枠内窓ならつっぱり式も有効です。賃貸でも快適なブラインド暮らしが手に入りますよ。
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