操作ポールの筒の中に昇降コードが通り、見た目が一本のポールに見える操作方法の「ワンポール式」。ポールの先端についているイコライザーを引くことでスラットを昇降し、ポールのグリップ部分を左右に回転させるだけでスラットの角度を変えることができるため、スマートに使用できる人気の操作方法です。しかし、ポールの中をコードが通ることでポール内に隙間ができ、湿気のある所では中に汚れが入りやすい…といった部分があります。そんな時にポールだけを自分で交換できたら助かりますよね。「ワンポール式」のポール交換方法をタチカワブラインドさんが公開されていますので、詳しく見ていきましょう。
※交換方法の難易度は少し高めになり、ある程度ブラインドの構造が分かっている上級者向けです。
対応製品:シルキー、シルキーカーテン(平成12年4月以降に販売された商品に対応)
対象操作方法:ワンポール式
必要工具:マイナスドライバー、ラジオペンチ
タチカワブラインド:ワンポール式のポール交換方法
・ポールの取外し方
イコライザーキャップの穴にラジオペンチ等を差し込み、イコライザーからイコライザーキャップを取り外します。そして、イコライザーの中にある昇降コードを抜き出し、結び目をほどいてイコライザーを取り除いて下さい。
マイナスドライバーを操作ポール側のユニバーサルリング嵌合部の隙間に差し込み、嵌合部をテコの要領で広げていきます。嵌合部が広がったら操作ポールを下方向に引っ張って、操作ポールを取り外します。
・ポールの取り付け方
新しい操作ポールに昇降コードを通します。その後、操作ポールのリング嵌合部の片側に、ユニバーサルリングの爪を差し込み、操作ポールのもう片側をテコの要領で押し広げながら、リング嵌合部にしっかりはめ込んでいきます。
※ラジオペンチなどでユニバーサルリングを固定しておくと嵌りやすくなります。
・まとめ
以上がワンポール式のポール交換方法でした。ある程度ブラインドがわかる上級者向けの方法となっていますので、作業内容にご不安がある方は、ブラインドを取り扱いしている販売店またはブラインドメーカーへ修理を依頼されることをおすすめします。また、ポールの長さを長くするためにポール交換される場合は、昇降コードも長くする必要があります。メンテナンスシールの製品情報を確認のうえ、ブラインド販売店などで操作ポールと昇降コードを購入しましょう。交換の際は、「昇降コードの交換方法(ワンポール式)」も参照のうえで、慎重に作業を行っていかれることをオススメします。