採寸がこれまでと違う?調光縦型ブラインド「エアレ」の採寸方法と注意点

先日、タチカワブラインドから縦型ブラインドの機能性とカーテンのやわらかな印象を両立した、調光縦型ブラインド「エアレ」が発売されました。実はこの「エアレ」、これまでの縦型ブラインドとは形状が異なるため、製品サイズを採寸する方法と取付時の注意点が異なってきています。その詳細をご紹介したいと思います。

調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド カーテンのような見た目 縦型ブラインドのような性能

 

・優しい印象を与える縦型ブラインド

「エアレ」では、ドレープとレースが一体になった生地1枚1枚を、U字状のウェーブの形にして並べています。そのため、見た目が縦型ブラインドのようにすっきりしているのに、カーテンのように柔らかな雰囲気を感じることができます。

このドレープとレースが一体型になった生地が最大の特徴で、生地の中央部分をレース部にして両サイドをドレープ部にすることで、通常の状態(採光時)で吊り下げている時はレースカーテンのようにレース部がカーブを描き、カーテンのような見た目になります。

しかし、バトンなどで生地を左右に傾ければ、ドレープ部がレース部を隠します。つまり、外から室内に入る光をドレープ部で遮ることができる、縦型ブラインドと同じ機能を持ち合わせているのです。カーテンのような見た目で、光の調光や外への通り抜けができる機能的なブラインド、それが「エアレ」です。

調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド 生地を傾けて調光を行う

 

・取り付けの注意点

「エアレ」では採光時(外から光が入るよう全面レースにした場合)、生地の種類や操作方法で異なりますが、製品の両端に77mm~90mmの隙間ができる構造です。

また、全閉時(外からの光を遮るよう全面ドレープにした場合)も、製品の端部(片側)はレース越しに光が入る構造になっています。そのため、「エアレ」では窓を覆い隠す取付方法がおすすめです。

※窓枠とぴったりのサイズで製品幅を指定すると、採光時に窓枠と一番端の生地の間に隙間ができます。「窓枠の幅+左右の隙間の大きさ(それぞれ77mm~90mm)」を製品幅として指定すると、しっかり窓を覆うことができます。

調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド 取り付けの注意点 窓を覆い隠す取付がおすすめ

 

・カーテンボックスへの取り付け

「エアレ」は採光時(外から光が入るよう全面レースにした場合)、生地がU字型に前に出てきます。その生地(U字型状態)の奥行きが最大で約22cmあるため、奥行きが23.5cm未満のカーテンボックスには生地が納まりません。

その際は、ボックススペーサー(取付補助部品)を使用してください。使用することで、生地部分をカーテンボックスの外に出して取り付けすることができます。

調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド カーテンボックスへの取り付け 奥行きが23.5cm以上必要

 

・採寸方法

【窓枠内に取り付ける場合】
〈製品幅〉
窓枠の内側の幅(上部・下部・中央の3箇所)を測定します。製品の生地やコード類が窓枠に干渉しないよう、3箇所で最も小さい寸法から1cm以上を引いて、製品幅として指定しましょう。

〈製品高さ〉
窓枠内側の高さ(左側・右側・中央の3箇所)を測定します。3箇所で最も小さい寸法から1cm~2cm引き、製品高さとして指定しましょう。

調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド 窓枠内に取り付ける場合 採寸箇所

 

【窓を覆って取付ける場合】
〈製品幅〉
窓枠の外側の幅(上部・下部・中央の3箇所)を測定します。3箇所の中で最も大きい寸法以上を製品幅として指定しましょう。
※採光時の左右の隙間の大きさ(それぞれ77mm~90mm)を考慮した製品幅を指定されるのがおすすめです。

〈製品高さ〉
窓枠の外側の高さ(左側・右側・中央の3箇所)を測定します。取り付け方(天井への取付・カーテンボックス内への取付・壁面に正面付け)に合わせて製品高さを指定しましょう。

調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド 窓を覆って取り付ける場合 採寸箇所
調光縦型ブラインド エアレ タチカワブラインド 窓を覆って取り付ける場合 製品高さは取り付け方に合わせて指定

 

・まとめ

縦型調光ブラインド「エアレ」の採寸方法と、取付時の注意点になりました。これまでにない構造ですので、一般的な縦型ブラインドと同じように取り付けることは難しくなっています。なるべく窓を覆い隠すように取り付ける、左右の隙間を考慮した製品幅にする、奥行きを確保するの3点を抑えて、製品サイズを決めて下さいませ。

 

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