本格的な夏の到来です!今年の梅雨明けは各地で最短記録を更新して、今夏は厳しい暑さになるだろうと予測されています。クーラーなしでは熱中症が心配、でも電気代も心配・・・電気代は1年前より約1~3割も上昇しているそうです。
家の中でできる暑さ対策のひとつは窓辺です。外から入る日射熱の流入を大きく左右する窓辺の遮熱対策は重要と言われています。
では実際どれくらい省エネ効果があるのか気になるのではないでしょうか。ブラインドがない時とある時、何%節電できたのかがシミュレーションできるツールがニチベイ(Nichibei)にあるので試してみました。ご覧ください。
シミュレーション方法
まず、住んでいる地域と建物の種類を選びます。北海道から沖縄まで、確かに夏冬の地域ごとの気温差は大きいですし、オフィスか住宅かでも床面積や窓数等の条件が全く違ってくるので、細かい設定に納得です。
つぎに、窓ガラスの種類によっても効果が省エネ効果が異なるので、窓ガラスの種類を選びます。今回は住宅を選択しました。この場合、1枚ガラスの単板、2枚ガラスの複層、断熱効果が高いと言われるLow-E複層の3種類から選択します。オフィスの場合は、単板の厚さ3mmか10mm、どちらかを選択します。
窓ガラスの種類を選んだら、横型ブラインド(セレーノ)か、ロールスクリーン(ソフィー)か、どちらの製品でシミュレーションするかを選びます。2種類だけ?と思われるかも知れませんが、オフィスでも住宅でも、窓に取り付けるメカ類の中では王道の2種類です。
最後に、商品の色柄を選択します。明色・中明色・濃色と色の明るさと、遮熱性能の有無で省エネ効果は変わってきます。色の選択が終わったら「シミュレーション開始」です。
選択した条件でのシミュレーション結果が画面に出てきます。ここでは「夏季4ヶ月冷房負荷」と「年間冷暖房負荷」のふたつの結果が表示され、夏がメインの結果がわかりやすく見れます。
「さらに詳しい結果はこちら」を選ぶと、上記2項目のほかに、シミュレーション条件や熱的性能値、冬季4ヶ月暖房負荷も表示されます。
シミュレーション結果について
ニチベイ独自のプログラムによって算出される値なので、保証値ではないのですが、地域での違いや夏季と冬季での違いなど参考になる結果でした。また、ブラインドは冬季の暖房負荷よりも夏季の冷房負荷に、より効果を発揮することもいろいろ試した結果に表れています。
まとめ
シミュレーション画面の右上に「最初に戻る」というボタンがあるのですが、一通りシミュレーションした後、違う条件で試したい時にここを選ぶと一番最初に戻れます。しかも戻れるだけではなく、「シミュレーション履歴」として過去に試した履歴が残っており、もちろんクリックすると結果も見れます。
自分の住んでいる地域で製品を変えて、色柄を変えて試したり、地域を変えたらどれくらい変わるのかを試してみたり・・・いろいろ試してみてください。窓の省エネ対策に少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。
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