アルミ横型ブラインドが多く使用される場所のひとつは浴室やキッチンなどの水まわり。つまり、つっぱり式での取付けが大半です。最近では水まわりに限らず、賃貸住宅で壁に穴を開けられない、または開けたくない場合につっぱり式ブラインドを選ぶ方も増えています。
そこで今回は、大手ブラインドメーカー3社それぞれの“つっぱり式ブラインド”の外し方を徹底解説いたします。買い替えるときや、引っ越しをする時など、いざ取り外したいとなったとき、何年か前に仕舞い込んだ取扱説明書が見当たらず戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そのようなときのためにつっぱり式取付けのブラインド（ノンビスタイプ・テンションタイプ）の取り外し方を、わかりやすく画像付きで解説していきます。是非、参考にしてください。
タチカワブラインド
1．ブラインドを完全にたたみ上げます。
2．左右のボックスカバーをスライドさせて、カチっと音がするまでレバーを外側に廻して固定を解除します。
3．室内から見て左側は「奥」に向かって、右側は「手前」に向かってダイヤルを回してゆるめます。
※落下すると危険ですので、必ずブラインドを支えながら操作してください。
4．ブラインドを少し持ち上げるようにしてプレート受けから突っ張りシャフトを外して製品を取り外します。
トーソー（TOSO）
1．ブラケットカバーを内側へスライドさせて、スラット（はね）をたたみ上げます。
2．操作側は「手前」、非操作側は「奥」に向かってダイヤルを回してゆるめます。
※必ず片手でブラインドを支えてくただい。
※ダイヤルをゆるめる際は、ブラインドを操作するなど大きな力が掛からないようにしてください。落下する恐れがあります。
3．操作側と反対方向へ製品を押し付けながら、操作側のプレートキャップから突き当てプレートを外してください。
ニチベイ（Nichibei）
1．スラットをたたみ上げます。
2．ブラケットカバーを内側へスライドさせます。
3．反操作側のナットを回してゆるめます。
※必ず片側の手で本体を支えながら作業をしてください。
4．スプリングが内蔵されている反操作側を側面付けブラケット受けに押し込みながら、操作側を外します。
側面の部品の外し方
ブラインドを外した後に、左右の側面に両面テープで留めていた取付け部品が残っていると思います。タチカワブラインドでは「プレート受け」、トーソーでは「プレートキャップ」、ニチベイでは「側面付けブラケット受け」と名前は三社三様なのですが、外し方のポイントは同じです。
1．取付け部品を手でしっかり押さえます。
2．部品の下からでている両面テープを接着面と平行（＝真下）にゆっくりと引っ張っぱると両面テープがのびて部品が外れます。
両面テープを急激に引っ張ったり真下以外の方向に引っ張ると、取付け面を傷めたり、両面テープがちぎれてしまう場合があるので、「真下に」「ゆっくり」がポイントです。なかなか剥がれない場合は、一度に無理に剥がそうとせず、何度か引っ張って徐々に剥がしてください。
また、再度ブラインドを取付けたい時は、一度外した両面テープは再使用ができず新しい両面テープを用意する必要があるので、ブラインドメーカーや購入店（販売店）に問い合わせて新しい両面テープを購入してください。
まとめ
大手ブラインドメーカー3社（タチカワブラインド、トーソー、ニチベイ）のつっぱり式ブラインドの外し方を詳しく解説しました。各社のブラインドには若干の差異がありますが、ダイヤル（ナット）を回し緩めてブラインドを取り外す、基本的な取り外し手順は似ています。
落下して怪我をしたり、思わぬ事故を起こすと大変です。片手で支えながらの作業になるので、長さがある場合や高い位置の場合は特に2人以上で作業をする方が安心です。取り付けるときと同様に外し方も意外と簡単なので、外す必要が出てきたときは実践してみてください。
最後に、トーソーが取外し方の動画を公開していますので、ご参考ください。
※2024年9月現在の製品情報です。
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