ブラインドのスラット(羽根)が折れた時は、スラットを交換しましょう。ニチベイではスラットの交換方法を公開されているので、自分でスラットを交換することができます。スラットが曲がったままブラインドを使用していると、うまく昇降操作ができなくなり、別の場所が折れ曲がる可能性が出てきます。なるべく早めに交換していきたいですね。今回は、このスラット交換方法をご紹介いたします。
・スラット(羽根)交換の前に
スラットを交換するためには、交換用の新しいスラットを用意する必要があります。まず、ご使用されているブラインドのメンテナンスシールをご確認ください。(ヘッドボックスの左側底面、または裏面にあります)そのシールに書かれている「メーカー名」「年月」「品名」「寸法」「色柄」を確認し、ブラインド購入店、またはブラインド販売店に内容を伝えて、スラットを必要枚数分購入しましょう。
メンテナンスシールの見方:https://blind-mart.com/guide/405/
・スラット(羽根)の交換方法
対応製品:セレーノオアシス・セレーノフィット・ユニーク(2017年6月~販売分)
必要工具:マイナスドライバー、ラジオペンチ、マジック等
※メンテナンスの難易度は3段階に分けられており、「スラット交換方法」は2段階目の中程度の難易度になっています。修理に伴う事故や破損について、弊社では責任を負えません。メーカーなどに問合せするなど、可能な作業かを確認し、慎重に作業を行ってください。
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①ブラインド下部のボトムレール下側についているラダーホルダーを、マイナスドライバー等で取り外してください。
②ボトムレール内からペンチ等で昇降コードを引き出します。後から結び目の位置が分かるよう、結び目のすぐ上にペンで印を付け、結び目をほどいてください。
③交換したいスラットの上段まで、昇降コードをスラット穴から引き抜きます。
④交換したいスラットをブラインドから引き取りましょう。
⑤スラットを抜き取った位置に、新しく交換するスラットを差し込みます。そして、そのスラット穴に昇降コードを通してください。この際、昇降コードはラダーコードの中段に対して、他の昇降コードと同じ位置で、10本程度ごとに交差するようにしながら、昇降コードを戻していきます。
⑥全てのスラットに昇降コードを通し終わったら、ボトムレールの穴に昇降コードを通し、②で印を付けた位置で結び目を作りなおし、ボトムレールの中に戻します。
⑦①で取り外したラダーホルダーをボトムレールに取付けなおしてください。その際、下図のようにラダーコードを束ねているファスナークリップ部分を、ラダーホルダーのスリット部に確実に取り付けるようにしてください。
・まとめ
ニチベイの「セレーノオアシス」「セレーノフィット」「ユニーク」のスラット交換方法をご紹介いたしました。交換については中程度の難易度となっていますが、比較的わかりやすい作業手順かと思います。⑤手順目での昇降コードを戻す際に行うコード交差や、⑥手順目での結び目の作り直しが重要になってきますので、スラットを交換される際は慎重に作業を行ってくださいませ。
※2020年9月現在の情報となります。
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