今までも子どもたちの安全・安心に貢献するべくブラインドの研究開発に取り組んできたニチベイ(Nichibei)が、通算5度目となる「第14回キッズデザイン賞」を受賞しました。今回は、バーチカルブラインド(縦型ブラインド)のアルペジオでの受賞です。どのような製品で、どのように安心・安全なのか、ご紹介します。
-
キッズデザイン賞とは
「子どもたちが安全に、そして安心して暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。
出典:キッズデザイン協議会
このような趣旨の元、子ども用だけではなく、大人向けに開発されたものでも、子育てに配慮されたものなら選考の対象となります。2007年に創設されて以来、毎年発表されているキッズデザイン賞は、今年237点が受賞し、累計応募数も5,376点、受賞数3,205点になりました。
今年はコロナ禍の中での選考だったこともあるのか、ニューノーマルとも言われている新しい生活様式に対応して、住宅関連や屋内空間、子どもの室内遊具や室内玩具など、家で過ごす時間に目を向けた応募が増加したそうです。
-
ニチベイ受賞製品
今回ニチベイは、<子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門>で受賞しました。受賞した製品は、「バーチカルブラインド「アルペジオ」シングルスタイル バトン式 両開き仕様 ミニマルウエイト」です。どのような製品で、どのような点が子どもたちにとって安心・安全なのか気になりますよね。
まずひとつめのポイントは「バトン式」です。操作コードがなく、棒(バトン)だけでルーバーの開閉・回転操作ができます。このバトンも小さな子どもが手の届かない高さにあるの安全です。
ふたつめのポイントは「ミニマルウェイト」です。ルーバーの下部は通常スペーサーコードと呼ばれるコードで1枚1枚のスラットが繋がっています。ルーバー同士がバタついたり絡まったりするのを防ぐ目的ではあるのですが、このコードに子どもが絡まる危険があります。そこでこのコードを無くしてシンプルにすっきりとさせ、安全性にも考慮したのがミニマルウェイトです。
子どもが引っ掛けたり転んだりする操作のコードやスペーサーコードなど、コード類を無くすことで、子どもたちの安心・安全に配慮したバーチカルブラインドが今回受賞した「アルペジオ」シングルスタイル バトン式 両開き仕様 ミニマルウエイトの大きな特徴です。
両開き仕様については子どもたちの安全とは直接関わってこないのですが、今までになかった利便性の高い操作方法となっています。左右両側と中央にバトンが付いた独特なスタイルで、右からも左からもどちらでも寄せることができ、なおかつ中央にもバトンがあり、このバトンを引くとルーバーを両側に寄せるとができるユニークな仕様です。※中央のバトンでルーバーの回転はできません。
-
まとめ
今までもロールスクリーンやハニカムスクリーンで、操作部位にループ部分を無くして1本のコードで立ったまま楽に操作ができる「スマートコード式」で受賞を重ねてきたニチベイ。今回もオリジナリティと安全性を備えた製品での受賞となりました。これからも美しさや使い勝手、そして安全性を追求して、研究・開発を続けて欲しいと思います。
-
関連記事