タチカワブラインドでは、天然木を贅沢に使った木製・ウッドブラインド「フォレティア」シリーズのループ式操作に、遮蔽性・意匠性・操作性に優れた新機構「STS」を標準装備し、2016年7月より発売されています。では「STS」とはいったいどのようなものなのでしょう?今回は「STS」の機能について解説したいと思います。
・STSとは
STSとは「Still Tilting System」の省略で「静止チルト機構」という意味です。つまり、スラット(はね)の角度を調整した時、製品が上下に移動しない新機構です。また、ループ式操作に標準装備となっているため、STS機構の有無で価格は変わりません。※発売日現在
・特長
窓枠内に取り付ける場合、最下部の状態からスラットの角度を調節する際に、従来は窓枠との間に隙間が生じ、光漏れや外からの視線が気になっていましたが、製品下部からの高さはそのままに角度調整が行えるようになったので、光漏れを最小限に抑え、視線も遮られて遮蔽性が向上しました。また、どの位置でスラットの角度調整をしても、製品の高さはそのままなので、連窓で取り付ける場合も高さが揃い、意匠性もアップ。よりインテリアとして活躍してくれるようになっています。操作性についても、製品の昇降操作とスラットの角度調整の区別が、従来よりも明確に、わかりやすくなって向上しています。
・ループ式操作に標準装備
ループ式の操作方法は、1本のエンドレスコードを操作することにより、スラットの昇降・角度調整を行うことができます。図1のコードを引くと、スラットの上面が回転して室内に向き、そのまま引き続けるとスラットが上昇します。図2のコードを引くと、スラットの上面が回転して室外に向き、そのまま引き続けるとスラットが下降します。
※スラットが上がり(下がり)きった状態になったら、それ以上コード引っ張らないでください。無理にコードを引っ張ると故障の原因になります。コードは必ず片方ずつ引いてください。
・まとめ
いかがでしたでしょうか?「フォレティア」シリーズには、操作コードを引くだけでブラインドが自動的にゆっくりと降りるワンタッチ操作が備わった製品「フォレティアタッチ」があります。こちらの機能性が便利ということで、お使いの方も多いかと思います。これからご検討される際には、両者の特長や窓の大きさなど、比較検討してみてもいいでしょう。また、タチカワブラインドより、従来のループ式操作製品との比較動画が公開されています。STSが搭載されたことで、遮蔽性・意匠性・操作性が向上したことが確認することができますので、ご覧ください。