ローマンシェードを皆さんご存じでしょうか?ロールスクリーンやブラインドと同じ、窓装飾エレメント(窓装飾品)のメカ物の一つになります。ファブリックスを幕体(シェード)に仕立てたものを昇降機器に取り付けているため、昇降した際に生み出されるファブリック生地の柔らかなウェーブは、他のメカ物とはまた違った気品を感じさせてくれます。
カーテンではもたついてしまう小さな窓におススメな製品ですが、大きい掃き出し窓や並んだ窓に1つのシェードを取付けても、とても美しい柔らかさを感じさせてくれます。しかし、大きいサイズの窓装飾エレメントは、操作時の重量も気になる点です。そんな時は、操作方法を電動タイプにすると使いやすくなるでしょう。
今回はコードレスな電動タイプのローマンシェードをご紹介致します。
・様々なテイストに合わせられるローマンシェード
シェードを昇降機器に取り付け、上下に開閉を行う窓装飾エレメントを総称して「ローマンシェード(シェード)」と呼びます。シェードを下ろした状態はロールスクリーンのように1枚のフラットな生地ですが、シェードを上げると柔らかくたたみあがったり(プレーンシェード)、規則正しく折りたたまれたり(シャープシェード)、風船のようにボトムが丸く変形しながらたたみあがる(バルーンシェード)など、多様な昇降スタイルがあります。
生地が緩やかに昇降する姿はカーテンとは一味違った美しさがあり、昇降スタイルとファブリックスの組み合わせによっては、カジュアルやモダンだけでなく、エレガントやクラシック、和風テイストまで様々なインテリアスタイルに合わせることができます。
・コードレスな操作方法
ローマンシェードはメカ物なので、もちろん操作方法には電動タイプがあります。シンプルにリモコンのボタンで操作することができる住宅向け電動タイプから、ホテルロビーの大窓を一斉にスイッチで操作ができるような大型電動タイプも。高い場所の取り付けや、大きいサイズの取り付け、複数台での取り付けの場合には、電動タイプでの取り付けが操作しやすいでしょう。
また、小さなお子様のいるご家庭では、コード式やドラム式(チェーン式)の操作方法はチェーンに引っかかるなどの家庭での事故に繋がりやすくなります。チャイルドセーフティーの働く操作方法や、コードレスな操作方法を選ばれると、安全・安心にローマンシェードをお使いいただけるのではないでしょうか。
・大型電動ローマンシェードがモデルチェンジ
株式会社ニチベイでは、コンセントに挿して使用できる電動タイプと、大型サイズに対応できる大型電動タイプ、「NICSⅡ(ニチベイ・インテリジェント・コントロール・システム)」に対応した電子制御可能なテクノタイプ・テクノサイレントタイプの3種類の電動ローマンシェードがあります。
この中のテクノタイプ・テクノサイレントタイプは、2021年2月1日より主要部材を大型電動ロールスクリーンと共通化することで、性能・意匠性を統一化するモデルチェンジを実施。ホテルでの需要が増加している電動ロールスクリーンとローマンシェードのダブル使いのおさまりが向上しました。
※NICSⅡでは、タイムスケジュール制御システムが導入されており、時間ごとに設定した動きをコントロールすることができるようになっています。
・まとめ
ローマンシェードは、シェード生地にファブリックスを使用できるため、カーテン生地を使用して作成することができます。カーテン生地には様々な色・デザインがありますので、シェードに向かない生地やデザインはありますが、自分の好みの生地で作成できる楽しさがあります。
広い空間でエレガントやクラシックな雰囲気を演出したい、生地の質感を生かしたお洒落さがありながらもスマートな操作方法で操作したいという方は、ローマンシェードの電動タイプを検討されてみてはいかがでしょうか。
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