掃き出し窓(テラス窓)と呼ばれる、ベランダや庭へ行き来することができる大きい窓が、どこの家庭でも一つはあるかと思います。こういった大きい窓にブラインドを取付ける場合、ブラインドが分割された「セパレートタイプ」の製品を取付けると、より快適にブラインドを使用していただくことができます。
しかし、ウッドブラインド(木製ブラインド)でセパレートタイプをオーダーメイドしたい場合、実は取り扱っているメーカーが多くありません。今回は、このウッドブラインドのセパレートタイプをご紹介したいと思います。
・セパレートタイプのブラインド
掃き出し窓(テラス窓)とは、開口部が床面まである、背の高い窓になります。(だいたい、窓ガラスが2枚以上並んでいます。)こういった窓は、洗濯ものを干したりするなど、外へ行き来するために使うことが多くなります。そこに、一枚の大きな横型ブラインドを取付けた場合、出入りするたびにブラインドを全て上げる必要が出てくるため、日常的に昇降操作の回数が多くなってきます。
そういった場合に便利なのが「セパレートタイプ」と呼ばれる分割型ブラインドです。1本のヘッドボックスに2台のブラインドが付いている形になり、窓のサッシや方立の位置に合わせてブラインドの境を区切ることで、外に出入りするブラインド部分のみ昇降操作することができるようになります。
また、セパレートタイプにした場合、購入する費用もブラインド2台を買って並べるより安くなり、お買い得になります。
・TOSO(トーソー)でオーダーできます
タチカワブラインドやニチベイのウッドブラインドでは「セパレートタイプ」をオーダーメイドで注文することができないのですが、TOSOのウッドブラインド「ベネウッド」では、オプションでこのセパレートタイプを選ぶ事ができるようになっています。
※ベネウッド自動降下タイプやベネウッド小窓タイプには対応しておりません。
※ベネウッド50T(ラダーテープ仕様)には対応しておりません。
製品は、1本のヘッドボックスに2台のブラインドが付き、それぞれにループ状の操作コードが付くことで、1台1台を個別に開閉・昇降操作することができます。左右のブラインド幅は個別に指定することができるようになっており、製作できる寸法は、左右(左=L1、右=L2)どちらのブラインドも幅60cm以上。そして、左右のブラインド幅に2台の隙間の1cmを足した合計が、121cm以上かつ240cm以下の場合になります。
▼製作可能寸法
—————————-
L1≧600mm
L2≧600mm
1,210mm≦L1+L2+10≦2,400mm
※左・右のブラインドの間隔は10mmです。
※製品幅は10mm単位での対応になります。
・まとめ
ウッドブラインドのセパレートタイプをご紹介致しました。2020年1月現在、国内ブラインド主要メーカーではTOSO(トーソー)のみの取り扱いとなっており、オーダーメイドで製作できるサイズもかなり限定されています。
しかし、1台のブラインド製作代金にオプションの追加料金のみで作成できますので、2台のブラインドを買って取り付けるよりもかなりお買い得です。もし、木製ブラインドを2台並べる予定の方で、製作可能寸法内のサイズという方は、検討されてみてはいかがでしょうか。
・関連商品