建物には必ず窓があります。この窓には様々な形状があり、最近ではデザイン性の高さや防犯目的の点から、細長窓が採用されるケースが増えてきています。こういった比較的小さい窓は「小窓」と呼ばれていますが、ブラインドなどのウィンドウトリートメント(窓装飾)を取付ければ、生活をより快適にすることができます。今回は小窓に合う窓装飾についてご紹介します。
・小窓とは?
小さい窓のことを表しています。小窓のメリットは、開口部が狭いことで外部からの視線を遮ることができ、プライバシーを確保しながら「採光」と「通風」を行える点になります。また、小窓をうまく取り入れることで、建物を外部から見た時のデザイン性に優れ、小窓があることで室内の圧迫感が減り、内部空間においても程よいアクセントがついてくれます。
・小窓にも窓装飾品をつける
小窓をつけることで得られるのはメリットばかりに感じますが、デメリットもあります。夏に家の中に入ってくる熱の約70%が開口部(窓)からと言われるように、小窓という開口部があることで、夏場は太陽からの日差しが増えすぎて暑くなったり、冬場は気密性が劣ることで窓から冷気が流れ込んでくるのです。
そのため、その機能を窓装飾品で調節することは他の窓と同じくらい大切になりますが、小窓のサイズは窓ごとに全く違っていると言っても過言ではありません。縦に長い窓、正方形の小窓、横に長い窓…と、形と大きさも家によってバラバラです。既製品のサイズが合わないことも多く、小窓に合う装飾品を探す事に苦労されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・小窓に合う装飾品
しかし、小窓に窓装飾品を見つければ、冷暖房効率もアップし、光熱費を下げることにつながります。小窓に合う窓装飾品を探しましょう!種類は限られてきますが、目隠しをしっかりするなら「アルミブラインド」「ロールスクリーン」「ローマンシェード」あたりがオススメです。
〈アルミブラインド〉
アルミ製のスラット(羽根)が水平に組まれたブラインドです。スラットの角度を調節して、外から入る光や風を調整することができます。小窓用を出しているメーカーもあり、かなり細い窓や小さい窓など幅広く対応できます。
〈ロールスクリーン〉
フラットなスクリーン生地を上部のメカで巻き取って、上下に開閉させるタイプです。シンプルな納まりの美しさから、モダンやカジュアルなお部屋に合わせやすい製品です。小窓用を出しているメーカーもあり、メカが小さくなることで窓にすっきり収めることができます。
〈ローマンシェード〉
ファブリックス(布製品)をシェードに仕立て、メカ(昇降器具)に取り付けたものです。カーテンは左右に開閉させるのに対し、昇降装置に取り付けたことで、上下に開閉することができます。カーテンと同様のファブリックスを使用できるため、デザイン性や機能性の高い生地で作成することができます。
・まとめ
小窓に合う窓装飾品をご紹介いたしました。上記に紹介した窓装飾品なら最小幅15cmから作れる製品もあるので、窓枠の中に取付けたい場合でも、ぴったりのサイズを作成できると思います。(メーカーにより、作成できるサイズに違いがあります)デザイン性の高い小窓には、ぜひ窓に合わせた窓装飾品を取り付け下さいませ。